さよなら、八木橋
『ザ!鉄腕!DASH!』に出ていた山羊の八木橋くんが、とうとう亡くなってしまいましたね。鉄腕ダッシュは現行の日曜7時の放送になる以前からを含めると、もう相当な長寿番組になります。放映開始当初から、当時のOL仲間などがよく話していましたし見てみたいなとは思っていたものの、結局毎週見るようになったのは、結婚してからです。結婚したのが1999年4月、それと同時に見るようになりました。ダンナがダッシュのファンだったからです(^-^;)。当時からダッシュでは、TOKIO VS ●●電車の競走みたいな企画がよくあって鉄ヲタなダンナはそういうとこが気に入って見てたようです。で、わたしもすぐにダッシュは好きになって、一緒に見るようになったわけですが、翌夏、初めて八木橋が登場したのです。そのとき八木橋は、まだ子山羊。「山羊が鳴くと雨が降る(?)」というので、『雨に降られずどこまで行けるか!?』という企画のために車に乗せられてつれまわされていました。まあ、あまりアテにならない予報士ではありましたが・・・(^-^;)。その後、出来たばかりのダッシュ村で飼育されることになって、可愛かった身体がみるみる大きくなり、お嫁さんをもらい、子山羊が沢山でき・・・と7年間その様子を画面ごしに見守ってきました。大きな身体にいかめしい角、カンロクある牡山羊としてまだまだ元気でいてくれるものと思っていましたが・・・・。寡聞にして、山羊の寿命をわたしは知らず、八木橋が年寄りになっているという意識があまりありませんでした。(柴犬の北登に関しては、ああそろそろシニアだなあとか思っていたのに、です)なので、なんだか別れが突然きた感じでした。昔、ムツゴロウ王国を毎シリーズ見ていて、出てくる動物たちの名前も当時はほとんど覚えていて、自分が一緒に暮らしているかのような錯覚に陥っていましたから、王国の動物が死ぬたびに、自分ちのペットが死んだみたいに悲しかったものですが、今回も7年間成長を見てきただけに、ものすごく切なかったです。体温が下がっていく、目に力がなくなっていく、その様子をつぶさにカメラが写していて、でも誰もなにも出来ない、八木橋のもとへやってくる死には誰も抗えない、それが現実で、人間が、人間より寿命の短い動物と暮らすうえで避けては通れない道だということを、改めて見せ付けられた思いでした。人間の時の流れの中では短い年月しか生きない動物たちをそれだからこそ生きている間、存分に慈しんでやればいい、悔いなく見送れるように愛情をかければいい、とそう思うものの、やっぱり失えば悲しいに決まっています。しあわせな一生だったに違いないから悲しまない、というワケには、やっぱりいかないものです。でも、どうせ悲しいなら、せめて後悔が少しでも少なくてすめばいいとは思っています。その子たちが生きている間に沢山くれた思い出を、これからも生きる自分たちが大切に心に抱いていたいと思います。わたしは今まで一緒に暮らした子たちの、手触りや匂いや声を今でも覚えています。TOKIOやダッシュ村のヒトたちも、八木橋の毛並みや匂いを忘れないでしょう。だから今、わたしも、うんとうんと、かりんさんのぬくもりにも触れておきたいと思います。 ←100まで長生きする意気込みのかりんさんに1CLICKお願いします♪