日々のあゆみ

２０年前の今夜、もう少しで日にちが変わりそうな頃、私は末っ子と対面しました。

その前年、実家の母が余命３カ月と宣告される大病にかかり、ある程度覚悟しているときに
命が宿ったことが分かったあの日。
今、思い出してもちょっとつらいこともありました。

　　
実家の白バラ posted by (C)もっちんママ


その後、母は奇跡的に薬、治療が出来て、副作用に苦しみながらも懸命の治療の末、
数カ月後に退院。

私はと言えば、最初の病院で診てもらった時にすでに切迫流産しかかっており、手術する
ことを勧められたものの、どうにも納得いかず、別の病院へ行って、「この子の生命力に
かけましょう」、と言われ普通の生活をし、一カ月後に無事育っていることを確認。

そうです。
娘は私のおなかの中で、ちゃんと成長して行ってくれたのでした。

　　
実家の薔薇 posted by (C)もっちんママ


以後は順調に育って行ったものの、一代目のわんこ、ハスキー犬の散歩をした後に少し
走ってしまい（自分では小走り程度だと思っていましたが）その夜に３週間ほど予定日を
前にして破水。
明け方には病院へ駆けつけて入院となりました。

ところが、今度は陣痛が弱くなって、陣痛室のみんながいなくなってもなかなか生まれる
気配もなく、病院に着いてから１８時間くらいしてからようやく生まれてきたという下の子
なのでした。


　　
清楚な香り posted by (C)もっちんママ


妊娠中、実家の母は闘病生活。
昔堅気の母ですから、こういう時はどちらかが駄目になるはず、といってきかなかったの
ですが、（うちの子か、母のどちらかが助からないと）二番目に診ていただいた先生の
一言によって、私は随分と助けられたと思います。
「その子供の持っている生命力にかけましょう。」
そういっていただいたことで、私の肩の力も随分と抜けて楽になっていたように思います。



その子供も、今日で成人となりました。

おめでとう。


あの頃は、お兄ちゃんとお姉ちゃんが、お父さんに連れられて病院へお見舞いに来ると
いつも
「お母さん、いつ帰ってくるの？」
と大泣きしていたものでした。
エレベーターの扉が閉まる時はもうクライマックスで、お互いに涙涙の別れをしたもの
でした。（私もつられて一緒に泣いていたものでした）



３月１１日の地震の時は、上の子たちから「〇〇は大丈夫なの？」と連絡が入り、どちら
も下の子のことを心配してくれました。




どうぞ、素敵な一年となりますように。


実家の母も、いろんな病気を抱えながらもなんとか健在で、今日の誕生日も秋田から
お祝いのメッセージを送ってくれました。



昨日の大会は惜しくも三回戦で敗退。
もうひとつか二つ、勝ってほしかったなあ、と思いましたが…


でも、勉強も部活も、アルバイトも一生懸命頑張っている姿に、嬉しく思います。
二度とない、今日この時を悔いのないように頑張ってほしいなと思います。