作家・内藤みかのメインブログ ～電子書籍などの新しいコト〜

藤沢数希さんというかたのブログに


「天才小学生はどこに消えた」



という記事があり、ツイッターで話題になっていたので読んでみました。



それによると



天才と言われ、東大に進んだ人が行き詰まること



について書かれていました。

それは、


・研究テーマを見つけることができない
・オリジナルの論文を書くことができない


ということ。つまり「創意工夫」の部分で苦しんでいる、と。

東大に行くまではある程度「人が作った問題を解く」ということで行けます。

しかし東大に行ってからは「自分がテーマを設けて研究する」ことになります。

このチェンジがうまくいかない人がいる、と。

これは受験勉強では身につけることができない、でも研究者として残っていくには必要なことなのですね。



実は私は何人もそういう人を見てきています。

自分のオリジナルテーマを見つけることができない苦しみは

どれほどのものだろうと思います。

「何を研究したっていい。でも何を研究したらいいかわからない」

彼らの前に果てしない荒野が広がっているような気がしました。



結構おかあさんがたで「東大へ！」と一所懸命になっている人がいますが、

東大は結婚と同じ。

東大がゴールではなくて、東大はスタートだと思うんですよね。

息子の父親が東大大学院出でしたから、いろいろ、私も横で考えさせらることは、ありました。



たとえば野口英世だったら黄熱病。

エジソンだったら電球。

そうした熱意が世の中を変えていくのです。

この情熱。そして根性。

どうやって育てたらいいのかなと思います。



私は息子に小学生のときから「ネタ帳」と呼ぶものを作らせています。

自分が思いついたこと

ちょっと調べてみたいと思ったこと

そういうのをメモさせています


・・・大抵は自分で考えた数式みたいなので埋まってるようですが(≧∇≦；

でもそういう「自分で見つけたもの」こそが自分を育てると思っています。


先日小飼弾さんという、天才プログラマーさんと息子はお話する機会を得ました。


ふたりで「自分が考えた円周率の出し方」について楽しそうに語っていました。

息子が自分で考えた！と思っていた説は、過去に誰かがすでに思いついてた数式だよと教えられてましたが(≧∇≦；でもそれを、本ではなく自分で思いつけたことってすごいなあと思うのです。


本当にそれはそれは楽しそうに喋っていました。

多分、こういう時間、それからこういう時間に至るまでの

息子がひとりで数と戯れる時間を、大切にしていくのがいいのかも。


そんな風に考えています。

ぼうっとしているように見えるけど、うちの子は突然「そうか」とか「できた」とか言って立ち上がります。大抵そういうとき数学の何かが解けたときなんです。


この「ぼうっとしている時間」を


「勉強しなさーい！」と叱らずに(≧∇≦)笑


愛をもって放置することも、大切なのかもしれませんね。


あとは今のところ数学科志望だというので

「何を研究する？」という話は、今のうちからするようにしていますよ(≧∇≦)

今のところ整数学をしたいんですって。



「夢をかなえるツイッター」


すごい量の感想をいただいています。ぜひご覧ください。


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夢をかなえるツイッター



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