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大学の卒論に提出許可をいただき、
4月の試験で2単位を得たので、9月卒業まで残り4単位となりました。 卒論を書き出してから書き上げるまで3月から5月まで約1か月半はかかってます。 記憶力がないので、たくさんのメモ書きとともに頑張りました。 論文は小説とはまるで違います。 小説は家を建てることと似てます。何もない土地に柱を立て、屋根や壁をつけ。 論文はその家の軒下をのぞいたり、壁紙をはがしたりして、制作の秘密を考察するものでした。 一人の女流作家さんの作品を読み、評伝や論文を読み、それを踏まえた上で自分なりに考察し、結論付けていく。 卒論期間中、リアル脱出ゲームにはまりましたが、これが、とても論文と似ている気がしました。証拠を集めて、犯人を見つけ出す。引用を集めて結論を結びつける。とても似てると思います。 私にはとても苦手な論理的思考。そして小説には必要のない100か所以上の注釈。 注釈に一番苦しんだ気がします。注釈はいわば犯人探しにおける証拠品。 ほら、ここでこんな部分があるから、だからこうなんですよ。そういうための証拠。 それを集めることに一番時間がかかりました。 書くことは一応仕事でしてきているので、材料が揃えば、そんなには時間がかからなかったです。 そんなこんなで1ヶ月半、大好きな映画やお芝居や男の子とのお茶などなどもほとんどできず、ただただ机に向かう日々。すっかりインドアになってしまいました。 でもそれが心地いいです。 この調子で、次はいろんな自分の作品を書いていきたいです。 小説もエッセイも脚本も書きたいのに書いていなかったものもたくさんあります。 書きたいものがたくさんあるのになぜ大学の卒論をやってんだろう。 自分でも最初は何をやってるんだ?と思ってましたが、卒論を書き上げて、納得いくものを感じています。 私が書いた卒論のテーマは、高齢になっても官能的な小説を書いていた女流作家さん。 彼女は小説を書けなかった時期が10年もありました。 私も、子どもが不登校になったりで、深く深く傷つくことが続き、しばらく小説が書けなかった。 それといよいよ40代になったけれどこれからも官能を書いていくつもりなの?という自問自答もありました。 そういった自分の今後に対する問いの答は、卒業論文を書いていくうちに、見えてきました。 結局は、書いていくんだと思います。 書きながら考えて、書きながら受け止めていくしかできないし、 書きながら懐古して、書きながら昇華させていくしかできないから。 子どもが遭ったいじめについて、本当は作品にするつもりでした。 でも、あまりにも悲しみが大きくて、何をどう書いたらいいのかすらわからなかった。 デカい魚釣り上げてしまい、どこから食べたらいいのかわからない、調理方法わからない、そんな感じでした。 今はやっとゆっくり解体し始めているところです。 こうした大きすぎる悲しみは、子どもの事だけではありません、離婚のこともそうですし、他にも幾つか、書きたいけれど悲しみや刺激が強くてかけていないテーマがいくつもあります。これからはこうしたことを作品にしていく期間なんじゃないのかなと思っています。ちょっとスイッチが切りかわった気がするのでもしかしたらしばらくインドアのままかもしれません。 もちろん自分自身の痛みだけじゃなく、相変わらず官能的だったり、男おいらん®的な話だったりという妄想もあります。シングルマザーとして色々書きたいお話もあります。ためていた色々なことがやっと動き出している。先のことはよくわからないけれど、最近は、さあ書こう書きたい書けるという悦びでいっぱいです。 私が卒論で書いた女流作家さんは、自身の記憶を作品に昇華させたのが50年後だったり、すごく悠長でした。 ゆっくり納得いくまで練っていていいんだと、改めて気づけたことは私の財産です。それまでは、ああもう●年も経ってしまった私のノロマ!ノロマ!と自分を責めていることがとても多かったので。 私には書きたいと思える事が山のようにある。それはとても幸せな事なので、それにじっくりと一生をかけて寄り添っていこうと思っています。 近況 主婦の友社otona saloneにてweb小説「あなたのはじめては、わたしのひさしぶり」連載中 恋活サプリWEB小説「幸せになれる恋の近道」連載中です。 学研ブックビヨンド「フムフム」で電子書籍レビュー書いてます(金曜日更新) noteで電子書籍について書いてます。(月曜更新予定) ・雑誌「本当にあった笑える話pinky」(ぶんか社)にて「求めよ、さらばイケメン与えられん」エッセイ&イケメンインタビュー(連載) ・「お水の花道」漫画原作(連載)「本当にあった笑える話pinky」(ぶんか社)(隔月) ・週刊新潮「黒い報告書」に時々登場 などなど・・・ 最近はシングルマザーやイケメンについてのコメント依頼も多いです。 息子の実録漫画↓ 数学しかできない息子が早慶国立大学に合格した話。[本/雑誌] / あらた真琴/漫画 内藤みか/原作 あまぞんはこちら♪ 「男おいらん」試し読みはこちら 【楽天ブックスならいつでも送料無料】男おいらん [ 仔鹿リナ ] 内藤みか作品リスト 内藤みかtwitter http://twitter.com/micanaitoh 内藤みかfacebook(個人ページ) https://www.facebook.com/micanaitoh 内藤みかfacebook(お仕事近況ページ) https://www.facebook.com/micanaitohfan 内藤みかイケメンブログhttp://ameblo.jp/micanaitoh 内藤みかinstagram(最近やってない)http://instagram.com/micanaitoh ※取材等のお問い合わせフォームはこちらです。 ※または facebookもしくは amebaのメッセージからお問い合わせください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年05月21日 00時14分54秒
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