第199話 ロープワーク 古紙の縛り方
第199話 ロープワーク 古新聞や段ボールなどのしばり方 古紙のリサイクルなどを出す際にみなさんも何度かしばったことがあるでしょう。しかし、そのほとんどがしばり方が甘く、回収業者にとってはしばり直さなくてはならないので大変迷惑することがあります。私はずっと以前、ある古紙回収業者でアルバイトしていたことがありますので、そこで身につけた古紙のしばり方についてご紹介しましょう。 まず、よくネットや本などで紹介している十字しばりはNGです。あれを素人がやるとほぼ間違いなく緩みます。段ボールなどの比較的大きな物ですと、そのゆるさが覿面に現れてしまいます。あの十字しばりは忘れて、縦と横は別々にしばる方法がいいということを忘れないようにしましょう。 なお以下の紹介は右利き用にご紹介しています。左利きの方は手とひもの位置をすべて反対にして行ってください。1. まずはひもを二重にかけます。一重ではだめです。必ず二重です。2. そして新聞紙などを地面にたたきつけながら、そのひもを締めていきます。3. 堅くしまったところで、左手の小指の下の部分でひもと新聞紙を同時に押さえます。4. 右手で右側にあるAひもを左手に寄せ、引っ張りながら左手を使ってひもを持ち変えます。5. そこで一回ひもを回します。6. 手前側のひもの下にAひもを通します。7. 接点がパチンと音がするまでAひもを持ち上げます。ここまでくれば手を離しても緩んだりほどけたりすることはありません。8. あとは引きとけ結びをして余ったひもを切りできあがりです。9. これを縦横別々に行います。