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カテゴリ:読んでいる本
今年の2月から読み始めた やっと上巻を読み終えました。
元は北杜夫さんの小説を愛読していた流れで トーマス・マンも何作か学生時代に読みましたが、 「魔の山」は手強そうな気がして今まで読んでいませんでした。
枕元において毎日寝る前に読むことにしていたのに 2・3ページ読んだだけで寝てしまう日もあったりで、 随分時間がかかりました。
主人公のハンス・カストルプさんの人となりが今ひとつ掴めないのですが、 解説等を読むと、純真な青年が国際サナトリウムの中で 多くの人と出会い人間的に成長していくドイツ教養小説の金字塔ということなので、 最後まで読むと何かが見えてくるのでしょう。
でも最後は成長を遂げた彼も第一次大戦に従軍してしまうのですね (あらすじはもう分かっていたりします)。
今年中には読み終える予定で 下巻をぼちぼち読み進めていきます。
それにしても 物語は約100年前のスイスのダヴォス、国際サナトリウム(結核療養所)が 舞台ですが、100年前の人々の描写を読むにつれ、 この間BDに録画した「奇跡の映像 よみがえる100年前の世界」が ディスクか本体の問題かで見られないところが 歯がゆいものです。
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