ねこを飼うには向かない? その2
前回のつづきです。ブリティッシュショートヘアを飼いだした友人Aちゃん。飼いだして1か月後に友人Bちゃんと一緒にAちゃん宅を訪れたのでした。リビングに入ると、ブリショーちゃんは変わったベストを付けてケージに入っていた。Aちゃんはブリちゃんをケージから出すと、ウェットティッシュでブリちゃんのお尻だけでなく体まで拭きまくっていた。するとおもむろにリードを取り出して装着。着ているベストはリードをつけるためのものだった。私と、Bちゃんは ぽかーん。「リード、なんでつけるの?」「家の中のいろんなところに行かれるのが嫌だから、部屋でもリードをつけてるの。」と言いながら、リードの先を机の脚の一つにつける。「……」もやもやしたけれど、とりあえずしばらくBちゃんと私は「かわいいね~」と言いながらブリちゃんと遊んでいた。けれど部屋の中でもベストとリードをつけているその違和感に私もBちゃんもだんだん耐えられなくなってくる。「なんか、動きずらそうだよ。見ててあげるからリードを取ってあげれば?」と言てしまった。リードを取った後も、ブリちゃはそんなにやんちゃじゃないしむしろ子供ねこにしては大人しいくらいだった。そして、ベストも動きづらそうだなと思っていたら、Bちゃんが「これもじゃま」とベストを指して一言。(Bちゃんは、いつもはっきり言うタイプ(笑))解放されたブリちゃんはやっとのびのびと動き出した。すると今度はおもむろに、Aちゃんはブリちゃんをバスタオルでくるんで抱っこをし始めた。「こうすると大人しいし、この前、腕がかゆくなったから。」大人しいというより、タオルぐるぐる巻きで身動きの取れないブリちゃんの姿がなんだか…切ない…そして。大人しく抱かれるブリちゃんに「こういうときは、可愛いんだけどねー」とAちゃんは言った。そこで私は聞き逃さなかった。「こういうときは」という言葉。「こういうときはって…じゃあ普段は可愛くないの?」と聞くとAちゃんは否定をしないで苦笑いをした。私の心のざわざわは、どんどん高まっていったのでした。長編ですみません。まだつづきます(^-^;