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過去の更新から、いらないものは消してゆくつもりでチェックを始めたのですが、いざ削除、となると、気持がにぶるものですね。 こんな殴り書きの廃棄場でも、数年前までわたしの居場所であったところです。当時の痕跡を消し去るのは、なんだかひっそり、さびしい気持ちです。 もちろん、消したって出来事自体がなくなるわけでなし、そもそも暮らしの醍醐味はいつだって、書くことのできない無言の瞬間にこそあったのだから、人生は語れない、記録されたのは皆、物語です。 とはいえ、物語が織られたのはまぎれもないわたしの生の時間なのでした。読み返すと確かに自分がブログにいた時間の全像が、砂漠のように茫漠とたちあらわれて、ここから何かを差し引きするのをためらわせます。 過日も結局、文中の愛犬の名前を消して「彼」とするなど、やらなくてもいいことに時間を割いて、終わりました。なにやってんだか。 そんな話はともかく。今日わたしは、長く更新もないなか、気にかけて日々アクセスくださっていた皆さんに、ありがとうを言いたくて、これを綴ったのでした。 かれこれ三年ぶりになりましょうか。お元気になさっていますか。 早いもので、今年ももう、梅雨入りです。この勢いなら、あとふた晩ほど眠って起きたらお正月、ほんとうにアッ!と言っている間に人生から消えてゆくことになりそうですが、これといってすることもない人生です、焦る理由もありません。 これからは、夜も長く、お散歩がゆるゆる楽しくなりますね。と同時に、夏に向けた暑さとのガマンくらべもはじまります。みなさん、どうかお元気でいてください。わたしも、できればときどき、おたよりします。それでは、命あらばまた他日。って、ああいつのまにか、桜桃忌も過ぎてたね。わたしはその日は、『トカトントン』を読んでいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.24 11:21:17
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