というわけで、昨日は日本センチュリーさんの定期演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。
日本センチュリー交響楽団 第276回定期演奏会
曲目 シューマン 交響曲第4番 ニ短調 作品120
久石譲 Viola Saga -for Orchestra-
ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調 作品67
指揮 久石譲
独奏 アントワン・タメスティ(ヴィオラ)
指揮の久石譲さんの自作とシンフォニーの王道のような2曲が並ぶ、興味深い演奏会でしたが、王道のほうの話題は改めまして、で久石譲さんの作品から。
ヴィオラコンチェルトの形で、2つの楽章から成り立つ曲でした。久石さんの作曲技法で十八番になっているミニマルミュージックの手法が遺憾なく発揮された曲でした。そして、大好きなヴィオラの音を満喫できる曲、であっという間に終わってしまった、そんな感じの曲でしたが、独奏のタメスティさんの圧倒的な技量にも魅了されまして、でした。
そして、ソリストアンコールが2曲もありまして、1曲目はヴィオラで演奏されたバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュード」、そしてもう1曲がヒンデミットの「無伴奏ヴィオラソナタ第1番より第4楽章」でした。特に後者は超絶技巧な曲ですが、これを素晴らしい演奏で聴けたのは何よりでしたよ。