三日月の夜にはミルクティーを

先日のこと。

とある街で。

空港へ向かうために。
地下鉄に乗っておりました。

しばらくして。

聞いたことのない駅名が。

えっ。
何、それ。

どういうこと？どういうこと？

慌てて。
電車の中に貼ってあるはずの路線図を探して。

おおーっ。

これ。
空港に行かないじゃん。

そういうことって、あるのねぇ。

路線が。
途中で、二つに分かれているのだわ。

私ってば。

乗ってはいけない方の電車に。
乗ってしまったみたい。

これは大変。

すぐに降りて。
戻らなくては。

と。
電車を降りたのはいいのだけど。

戻るって言っても。

二つに分かれてる地点まで戻ったら。
また、乗り変えなきゃいけないし。

そうだわ。

空港に近いはずだし。
タクシーで、行っちゃえ。

そうと決めたら。
足取りも軽く。

トトトンと、階段を上って。

地上に出たらば。

あらまあ。
嘘でしょ。

タクシーどころか。
車一台通ってやしない。

………。

しょうがないので。

再び階段を降りて。
結局、地下鉄を乗り継いでいくことに。

うーん。

時間をロスしてしまったけれど。

でもまあ。
３０分前ぐらいには、空港に着きそうだし。

ま、いいっか。

そう。
呑気に構えていたのですが…。

これが後々。
大変な事態に。

と。

続きは後日。