映画【TAJOMARU】
監督 中野裕之脚本 市川森一 水島力也出演 小栗旬 柴本幸 田中圭 やべきょうすけ 池内博之 本田博太郎 松方弘樹 近藤正臣 萩原健一 小栗ファンから試写会のチケットを頂きました。新宿厚生年金会館大ホールはほぼ満席。すごいねー。こーれーは、小栗ファンだったら、1,800円以上の価値ある作品でしょう。私がファンなら大満足。通って通ってDVD買うね。とにかく、小栗くん、かっこいいです。三成よりはるかにかっこいい「俺の顔をよっく見ろ」「俺のことが好きか?」「何があっても絶対に幸せにする」「死ぬときは二人一緒だ」・・・・・・もー、歯が浮きそうなんだけど、今の小栗旬なら全然大丈夫。この他にも、ファン必見の場面がいっぱい。スクリーンにアップになると「顔の輪郭もシャープで、すごく綺麗」「このうるうるしてから、右目、左目とつつーっと涙を流すって演技は練習したのかしら」と、展開そっちのけの観賞タイム。お話は、芥川龍之介の「藪の中」を下にしたもの。以下、内容に触れ、やや辛口コメントもあります 全体としては、殺陣が見せ場になってるところが多くこういうテンポだったら、舞台でみたいなーと。殺陣を見せるのなら、もっと映画しかできない画面の方が好きなので。悪役好きとしては、桜丸(田中圭)が景時(近藤正臣)以下を斬ったときの殺陣が悪カッコよくて、ツボでした。お初の田中くん、公式サイトをみると意外とキレイで、あのキモち悪い表情は役作りだったのね。ちょっと感動。しかし、いくら直光(小栗旬)メインとはいえ、桜丸の恵まれなかった生い立ちとトラウマ、葛藤をもっとがっつり見せてくれてもよかったと思うのですが、どうなんでしょう。同じく、信綱ももうちょっと掘ってほしかったです(池内博之、もったいない)。子役ちゃん達のセリフの読み方がどうか?という向きもあるようですが、小栗直光の聡明さ、池内信綱の頼りなさをそれぞれ出していて、ナイスキャスティングだと思いました。三人の名前を知りたいけど、検索できず残念地獄谷(←この場面はチープ)のあたりから、実はダレてしまっていたので(微毒)「名前をつける」とか「名前を継ぐ」ということがツボだったのでムリに「女を捨てない」の路線で宣伝しなくてもよかったのでは? とか白洲のあたりはセットもエキゾチック・オリエンタルなセットで阿古の衣装・ヘアも大陸的雰囲気。私はおもしろいけど、時代考証にうるさいヒトはどう思うのかしら とかロビン・フッド一族についてはヒップホップと最後の殺陣がどーも・・・ などなど、おもいましたが全体的に衣装や風景やセットは好ききだったし、本田博太郎さんのシブさと、ショーケンの超越した破綻っぷりと、かっこいい小栗旬(しつこい)を観ることができて楽しかったです