バンクーバーに浸っていて、
毎日、「eye」「道」「Luv Letter」がエンドレスでリピート・・・
さてさて、すっかり貯めちゃったのを忘れないうちに書いておきます。
今は上映してるところも減っちゃったようですが、
「アバター」と見比べよう!という意味でも、おもしろかった。
というか、「アバター」よりこっちの方が「アバター」です。
監督はターミネーター3のジョナサン・モストウ。
主演は、ブルース・ウィルス。
近未来の地球は、みんな引きこもり。
代理人ロボット=サロゲートが替りにやってくれるから。
サロゲートと自分はチップでつながってるのね。
「アバター」は異星で暮らすために必要なものだけど
「サロゲート」はなりたい自分で暮らすためのもの。
ね、サロゲートの方がアバターでしょ(笑)
世の中は、人造美を究めたマネキンのようなサロゲートだらけ
ブルース・ウィルスのサロゲートも、髪はふさふさ、お肌はつるつる
コミニケーションがめんどくなると、自分のサロゲートをオフラインにして、おしまい。
でも、伝染病も事故も犯罪も減ってるし、いいじゃないか、と。
そこに、サロゲートを壊して、その所有者も殺してしまう犯罪が起こり
警察官のブルース・ウィルスが捜査に乗り出す・・・というお話。
犯人探しや事件解決よりも、設定がおもしろかった。
哀しい経験のために、お互いに向き合えない夫婦(ブルースとラダ・ミッチェル)。
ラダの仕事はサロゲートのメンテ。
シワシワでジャージレベルのラダが、ピカピカのサロゲートで、美人サロゲートのお顔パーツのお手入れに没頭している場面が印象的
キーマンはブルースの同僚で、「サロゲートを使わないなんて。。。」と変人扱いされるデブ兄さん。
ロバート・ヴェンティテイのグラフィックノベル(漫画?)原作。
超感動の大作ではないけど、ジョナサン・モストウ監督はターミネーター3の技を生かしてらっしゃるのではないかしら?