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2004年10月08日
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テーマ:韓国!(17235)
カテゴリ:教会生活
待ちに待った週末。今日は学校からチョンノ5街まで直行のバスに乗りチノと落ち合いインサドンへ。(チノの通う学院があるため)んで一緒にご飯を食べようってことになったんだけど、インサドンで偶然教会の友達ミラに会った。

チノが授業を受けている間にミラとお茶しながら語ったんだけど、一つ思うこと。
ミラの中高生時代は非常に放浪していたということをはじめて知った。ミラはかなり勉強もできて、小学校の先生をしている。カリスマがあって、私より大人びていて雰囲気のある子だ。いろんな話を聞いてミラがなぜ一人行動が好きなのか、なんでそんなに強いのか、弱みをみせないのかっていうのがわかった気がした。


私は韓国に来る前家庭環境が悪いっていう友達はほとんどいなかった。ていうより私が知らなかっただけかもしれない。
経済的にも精神的にもとっても苦労したって子。
日本じゃそういう自分の話をしないだけだったかもしれないけど。韓国に来て、そういった人、チノをはじめとして、友人知人生徒たち。みんなそれぞれ苦労している。
特に「酒飲みの親父」というのが代表的。暴力とか。日本もそうなのかもしれないけど、韓国は父親の酒のために家庭がうまくいかないっていうのを本当によく耳にする。
そして経済面。私はお金持ちの友達はそんなにたくさんいないけど、高校出てすぐ働き出してがんばってる子とか、奨学金で学校出た子なんかはたくさん周りにいる。これって私がビンボー学生の通う大学院をでたからかも?!

ミラは熱心なクリスチャンなのだけど、話を聞いてなんだか納得させられた。
ミラの家庭では父親が息子だけに莫大な投資をしてミラは病気のお母さんを看護して、大学も全部奨学金と寄宿舎で。生活費がなくてご飯食べられなかったことも多々あった。お兄さんには留学させ、車も買ってあげた。大好きだったお母さんに死なれ遺産の問題がおこった。大学生でまだ遺産の「い」の時も知らないときに、教会の人にとられてしまったなどなど。
そんなこんなんで、それでも彼女を支えたのは信仰で、結局自分を苦しめ続けた父は妻に死なれ、あんなに投資した息子たちは一銭も家に入れず、それどころかまだ父からせびろうとしている。兄は兄なりに超有名大学を卒業したにもかかわらず、就職できず。もう一人の兄も有名会社につとめたがIMFで倒産。いまは朝から晩まで仕事づくめ。 そしてミラはあんなにも苦労したけれど、結局いまは超規則的安定的公務員。父はミらしか頼る人がいなくなり、兄たちは彼女をうらやましがる。

彼女は自分が恨まなくても神様が勝手に処理をしてくれるのがわかった。教会でお金を返してもらうまで3年間かかって、その3年間人を恨み続けてつらくてどうしようもなかったけどお金をもらった瞬間本当に虚無感に襲われた。私はこんなことのために3年も「不愉快とつらい思い」だけで棒にふったと。

ミラも学校の先生ということも会って話しが良くあった。
家庭の事情がよく無い子、人生が無気力な子。そういう子の気持ちをよくわかってあげられる子だ。私はいたって平凡な家庭にうまれ育ったのでそういう子供たちを皮膚をとおして同じ感情で感じてあげられない。でも彼女はそういう子の気持ちはわかるけど、そこから這い上がることのできない子の気持ちはわからないといっていた。まったく強い子だ。

彼女の話を聞きながら自分のことを思い出していた。
私は韓国である人をとてもうらむことになった。簡単には言い表せないほど憎んで私自身が死にたいくらいだった。なんで私がこんなにつらいのに笑っていられるんだって。

去年その人が2度も松葉杖をつく怪我をしたことを知った。
そしてまた去年夏、自分の父親が事故を起こし、怪我をした上莫大な賠償金を抱えることになったことを知った。

それを知ったとき私はなにかのために罪を犯したらぜったい苦しめられた人だけが苦しむんじゃなくて、苦しめさせる原因となった人もその見返りがくるんだなって感じた。
私は不思議とかわいそうになった。でもそれは仕方の無いことだとも思った。

私は一応クリスチャンということもあるけど、もしクリスチャンじゃなかったとしてもミラの話はきっと胸に来たと思う。

なんだか今日はかなり胸に来た話。ミラはしょっちゅうは会えないけど私の大切な友達。





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最終更新日  2004年10月09日 13時30分35秒
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