50年・・・
「私には夢がある」志継ぐ キング牧師演説から50年人種差別のない米国を目指し、故マーチン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある」と演説した1963年8月28日のワシントン大行進から今年で50年を迎える。舞台となった首都ワシントンでは24日、「夢」の実現を引き継ごうと記念行事が催された。公民権運動の指導者として知られる故キング牧師が率いた大行進には25万人が参加、黒人の法的地位向上の実現に多大な影響を与えた。この日の行事のタイトルは「夢の実現に向けた国民行動」。キング牧師の息子のマーチン・ルーサー・キング3世をはじめ、公民権運動の英雄でジョージア州選出のジョン・ルイス下院議員(民主)が演説した後、50年前と同じような行進が行われる。という内容のニュース私が初めて、キング牧師のこの演説に触れたのが20歳の時。すごく感銘を受けた記憶が今でも残っている。今から数年前、念願かなって当時の演説のすべてが収録されている記録映像(輸入盤のDVD)を入手。これまでに何度か、断片的に見てきた映像を一見に見ることができた。人を引き付ける魅力、語り・・・すべてに引き込まれるのにそうは時間がかからなかった。その演説から50周年。しかし、今なお、人種差別は解消されていない。物事は簡単に解消されることはないが、氏の遺志を受け継ぎ、氏の願いがいつか現実のものとなる日が来ることを願いたい。余談ではあるが、このようなスピーチができる人が話したことですら、50年の時間が過ぎても解消されることが難しい・・・ならば、このようなスピーチをできる人物、引きつける魅力のあるリーダーのいない日本の政界には、夢は語れないし、未来は期待することは難しいのかなぁ~