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美竹姫のひとりごと・・・

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mitakehime

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2010年10月29日
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カテゴリ:環境と安全
世界各地でミツバチ大量死 米軍などミステリー解明の糸口

米国を中心に、世界各地でミツバチの大量死、大量失踪が近年報告されている。
ハチが巣から消えうせ、巣自体が機能しなくなる「蜂群崩壊症候群」(CCD)は原因も分からず、まるでミステリーだ。

ところがここにきて、米軍と大学が共同研究を実施し、「大量死」の原因の解明につながったという。
今後の被害を食い止めることができるだろうか。 

<ウイルスとカビが次々に襲いかかる>

米国でCCDが頻発していることが伝えられたのは2006年から。
以後、2010年までに20~40%のミツバチの群れが被害を受けた。

ミツバチの群れは、働き蜂なくして成り立たない。
女王蜂や幼虫の世話から巣づくり、外敵から巣を守る役目、さらに蜜や花粉も集める。
玉川大学ミツバチ科学研究センターのウェブサイトによれば、1匹の女王バチ、100~2500匹の雄バチに対して働き蜂は3~6万匹と圧倒的な数だ。

ところが、この働きバチが大量に消えうせてしまう。
死がいも見当たらない。
巣に残されるのは、巣の中の「仕事」を一切やらない女王バチや幼虫たち。
やがてこれらは息絶えて、群れは全滅してしまう。

CCDはこれまで、農薬や遺伝子組み換え作物などが原因として疑われてきた。
だが最近になって、米国で有力な研究発表が出た。
2010年10月6日付の米ニューヨークタイムズ紙によると、米軍の科学者とモンタナ大学のジェリー・ブロメンシェンク教授の研究グループによる「共同チーム」が、オンライン科学ジャーナルで明らかにしたもの。
健全なハチの群れと、CCDが発生し死滅した群れを数千にわたって調べたところ、CCDに襲われたすべての群れで、ある種のウイルスとカビの両方が見つかったという。
いずれも低温で湿度の高い場合に急増し、ハチが栄養をとる邪魔をする。
どちらか一つだけではハチを死滅させるには至らない。
二つが何らかの形で次々とハチに襲いかかり、巣を崩壊に追い込んでいるという説だ。

<2万匹の群れの大半が消えてしまった>

ただし、「解明」にこぎつけたのはここまで。
ウイルスとカビがどうハチを「殺す」のか、さらには、なぜハチが失踪してしまうのか、というナゾは残されたままだ。
ブロメンシェンク教授は、ウイルスとカビ両方の悪影響でハチが帰巣するための記憶が破壊され、巣に戻れなくなるのでは、という考え方を示している。

日本でもCCDと見られる被害は発生している模様だ。
例えば、兵庫県三田市の「県立人と自然の博物館」では2009年、飼育していたミツバチの群れの一つ、2万匹程度のミツバチの大半が消えてしまい、短期間で壊滅状態となったと報じられた。
大量死もたびたび発生。
09年春には21都県でミツバチ不足が伝えられた。
国産のミツバチでは賄いきれず、輸入に頼っているのが現状だが、CCDが深刻化すれば国内の農産物の生産に大打撃となる。

今回の米国の研究成果で、CCDを解決する道が開けたが、全容解明へはまだ時間がかかりそうだ。

という内容だ。

そもそも、様々な植物から栄養を集めてくる蜂に、ハウスの中で働かせるなど単一植物の花粉付けをさせていれば、(人と同じく)栄養が偏ってしまい、免疫力の不足から菌に弱くなる事は危惧されていた事だ。

加えて、ハウス内の農薬は、逃げ場を失って飽和状態。
そのような場所に入れれば、(人間だって)健康を保つ事は難しい・・・

さらに、ストレスに弱い蜂を(輸入や派遣などで)長距離移動させる事が、過労死させる条件にも・・・

このような現状下で働かされていては、蜂が帰りたくなくなるだけでなく、帰巣本能が失われるのも当然ではないだろうか・・・・

蜂の減少も、環境破壊の警告の1つ。

熊やサルが、人里に現れ問題になっているが、そもそも動物達の生活を追いやったのは人間だ。

COP10などで都合の良い駆け引きばかり議論しているが、パフォーマンスではない真摯な取組みを行なう時期に来ているのではないだろうか・・・





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Last updated  2010年10月29日 07時43分15秒
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