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カテゴリ:環境と安全
自殺者、今年も3万人超確実に 最多は東京
警察庁は6日、11月の自殺者数(速報値)を公表した。 前年同月比9.6%増の2765人で、1~11月の合計は2万9105人に上った。 1ヶ月間の自殺者は2400~2900人台で推移しており、平成10年以降13年連続で年3万人超がほぼ確実になった。 政府は昨年、自殺対策緊急戦略チームを発足。 今年2月には相談態勢の充実などを盛り込んだ「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を策定するなど、自殺防止策を強化し、今年上半期は前年同期比7.4%減の1万5906人と、下半期次第で3万人を下回る可能性も出ていた。 しかし、7、8月は一転して前年同月を上回り、11月は今年最高の上昇率を記録。 前年1~11月の3万357人を下回っているものの、3万人突破は避けられない情勢になっている。 都道府県別では東京が2693人で最多。 次いで大阪が1898人、神奈川が1682人となっている。 という内容だ。 相変わらずの政府の数字の読みの甘さと、マスコミの興味助長優先主義の報道振りだ。 まずは、政府。 自分たちの策がどれほど機能していると思っているのだろうか・・・ これらの問題のほとんどは、民間のボランティア頼みが現状で、政府の対策はほとんど役に立っていない。 「いのちを守る自殺対策緊急プラン」なんて、他の政策同様に、無駄に金を費やしている名ばかりだ。 加えて、失業対策や経済政策が何も出来ていない。 教育現場の改善もされていない。 自殺を思いとどまらせる策など1つもないのが実情で、相談態勢を充実させたところで、何が可能となるのだろうか。 訴えるための実績(??)優先で、中身が伴わない政策など絵に描いた餅以上に空虚だ。 これだけ多くの精神疾患を抱えた世の中・・・どのような対策が一番かしっかり議論してもらいたいものだ。 加えて、警察の公表やマスコミ各社の報道・・・・デリケートな内容にもかかわらず、数字的なものにばかり焦点を与えた発表は如何なものか。 もっと、扱う責任の大きさを認識してもらいたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年12月10日 19時25分52秒
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