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カテゴリ:環境と安全
点字ブロック 年内にも国際規格決定 国内統一化を後押し
全盲や弱視、色覚障害などの視覚障害者の歩行を助ける点字ブロックの国際規格が、日本の提案を基に年内にも決まりそうだ。 44年前に世界で初めて導入した国内でも、まだ統一されていない色や敷き方も盛り込まれ「国内統一化の後押しに」と期待が高まる。 全盲男性がJR目白駅(東京)でホームから転落死した事故で、視覚障害者の外出を助ける社会基盤づくりが改めて問われる中、国際標準化機構(ISO)専門委員会で今秋にも最終案が審議される。 世界初の点字ブロックは1967年に岡山県で敷設された。 旧国鉄や大学で研究が進み、01年に日本工業規格(JIS)も決定。 進む方向を示す4本の線状突起と、歩行注意を表す25個の点状突起の2パターンの組み合わせが国内では主流だが、色などは統一されていない。 一方、海外では突起形状が7パターンある国もあり形態や敷き方はさまざまだ。 ISO専門委で事務局を務める独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE)によると、ISOでも各国が自国モデルを主張し、規格の議論は80年代に始まったが、2回中断。 各国間に「決裂してしまう」との危機感が強まり、10年6月の専門委で日本がJIS規格を基に、JISで規定していない (1)周囲と明暗差のある色 (2)材質 (3)敷設パターン なども盛り込んだ素案を提示した。 各国とも歩み寄る姿勢を見せており、早ければ年内に国際規格が決まるという。 この動きに国内の視覚障害者たちは期待を寄せる。 社会福祉法人「日本盲人会連合会」(東京都新宿区)点字出版所課長で、強度の弱視の一柳直治さん(58)は10年末、歩道から危うく車道に出そうになった。 歩道の点字ブロックが黄色から、周囲のアスファルトと同系色に変わっていたためだ。 「周りと違う色なら認識できていた。早く同一規格にそろえてほしい」と訴えている。 同系色のブロックは80年代ごろからの景観意識の高まりとともに増えた。 00年の交通バリアフリー法施行を機に黄色が多用されるようになったが、まだ同系色は少なくない。 国際規格が決まれば国内の完全統一化も進み、こうした問題も解消に向かうとみられ、NITEの三谷誠二主査は「合意できれば、世界の視覚障害者にとって大きな一歩になるはずだ」と話す。 という内容だ。 国際規格も必要だろうが、それ以上に国内での強制力や効果ある規格の整備強化を進めて欲しいものだ。 先頃の市長選で私の住む石川県金沢市では、長期政権を築いてきた山出氏に変わり、市民改革を訴え、真如苑の後方支援を受けて出馬した山野氏が当選した。 これまでの市政で、金沢の町並みの総合設計として、金沢市、特に観光名所や役場周辺の点字タイルは外観を損なわないようにという周辺観光街景条例に基づきナチュラルカラーとも言うべきか周囲のタイルやアスファルトの色に合わせられている。 弱視の方には、色は見えるかもしれないが、全盲の方には余り色は関係ない。・・・などと言われるが、弱視の方は、その色調差を頼りに歩いているし、全盲者や盲導犬は、周囲とのタイルとの色の差が大きいほど、(色が持つ)温度を差を感じ易くなる。 もっとしっかり理解すべきだ。 他の政策でも同様だが、(自分たちに都合の良い)業者の意見は聞くが、実際の関係者(必要としている人々)の意見は全く無視だ。 加えて、あちらこちらに散乱している剥がれた点字マット・・・ 路面だけが問題ではない。 駅なども同様だ。 ホームに関しては、他の並んでいる人などとの関連もあるだろうから、より難しい問題も残ろう・・・ しかし、東京の地下鉄などで見られるような電車が入っていない時には、ドアが閉まるというホームドア方式をもっと普及しやすくする事と並行してというのは難しいのだろうか。 (リニア・モーターカーなど)無駄な予算を付けるよりも、こういうところに予算をつけることは出来ないのだろうか・・・・ できることから先ず・・・と思うのだが。 市政も同様だ。 少なくとも、街景よりも安全の方が重要性が高いもの・・・ 安全確保には、官、民問わず、強制力を早急にもたらすような改正を急いでもらいたいものだ。 おっと・・・蓄光タイプもお忘れなくね! 蓄光素材に関しては http://mitakehime.com/ も見てね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年01月31日 07時44分48秒
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