美竹姫のひとりごと・・・

現地5月25日 New Jersey で行われたEastern Conference Finals Game 6
オーバータイムにもつれた接戦も、オーバータイム開始01:03
22歳のRookie (デビューは2010/11 season　だが、1試合のみの出場なので、実質今年が1年目)A.Henriqueのリストショットで、あっけない幕切れ…

New Jersey Devils が、Eastern 1位のNew York Rangersをシリーズ成績4-2で破り、Eastern 6位から勝ち上がりStanley Cup Finals 進出を決めた。
New York Rangers は、シリーズ前、GMようやくStanley Cup Finals を獲得できるチームが出来上がった!とコメントを発表していたが、1994年以来17年ぶり5回目の優勝の夢が、ここで断たれた。
思い起こせば、その17年前 Pavel Bure 率いるVancouver Canucks を破って54年ぶりに優勝した際に大きなドラマがあった。
それは、Finals ではなく、Conference Semi Finals
対戦相手は、くしくも今回と同じNew Jersey Devilsで、ゴーリーもMartin Brodeur だった。

New York Rangers がGame 5終了時点で3勝2敗と今回同様に後がない状態。
しかしここで当時のRangers キャプテン Mark Messier が、自己を奮い立たせる意味も大きかったのだろう・・・
Game 6の試合前に、今日の試合（Game 6)は、我々（Rangers)が取る。
そして、Game 7もとって、Stanley Cup を制するんだ。
俺が保証する・・・

とコメントを出し、そのままに延長戦の決勝ゴールをMessier が決め、勢いそのままにRangers が、Canucks を破って優勝した。

17年の歳月がたって、Brodeur は、若手の有望株から、リーグ最高のGKの1人に成長し、キャリアの晩年を迎えている。
今のDevils において、当時の唯一の選手だ。

感慨深さも、多少あったのではないだろうか…

Rangers GM のコメント通り、Rangers の戦力的な部分だけで言えば、優勝に限りなく近いチームだったのだろう。
しかし、Messier のような、絶対的カリスマ、奇跡を起こす可能性のある選手がかけていた部分が、見落とされていたのではないだろうか。

その、GK M.Brodeurは、第2ピリオドに2失点で第1ピリオドのリードを守りきれなかったものの、その後をきっちりと締め、33セーブの活躍でFinals 進出に貢献した。

対戦相手は、Western 8位から3位から勝ち上がってきたPhoenix Coyotes を破り、1993年 Wayne Gretzky を擁してMontreal Canadiens のPatrick Roy に臨んで以来18年ぶりのFinals 、初制覇を狙うLos Angeles Kings

開幕前に、このLos Angeles Kings が、このFinals に進むと予想した人は、殆どいなかったのではないだろうか…

当時のKings をFinals に導いた Wayne Gretzky が、Kings が今年Finals 進出を決めた後に出したコメント

当時の私たちのチームよりも今のチームのほうが、戦力としてははるかに高い。

と言っていた。

しかし、当時のメンバーには、

Wayne Gretzky , Jari Kuri , Marty McSorley , Paul Coffy , Tomas Sandstrom などのベテラン、中堅に加え、Rob Blake , Tony Granato , Luc Robitaile などの若手がいた。

今のチームが、そのチームより勝っているとは思えない。

しかし、ここに来た以上、力をつけてきていることだけは確かだ。

初優勝か、9年ぶり4度目の優勝か・・・

泣いても笑っても、残り最大で7試合。

両チームのファンの皆様良い結末を!