レムリアからの転生旅行者

大阪は、寒いものの、私には故郷ですし、快適に過ごせています。

さて、少し間が開きましたら、今日はまた高速道路の話です。
そもそもお金もないのに無料化論をぶちあげたこと自体無理があると思うのですが、民主党政権、更に無料化を推進するつもりなのか、できないことを証明するつもりなのか、変なことを言い出しました。
何かと言えば、区間を区切って、中型車以上を夜間無料化する実験をすると言い出したわけです。
これ、夜間に高速道路を走ったことがある人なら、絶対言い出さないであろう暴論です。
元々、東名神などは、走行量とインフラのバランスが取れていないから渋滞するわけで、それでなくても夜間は大型トラックばかりなのですから、無料化したら逆に渋滞で身動き取れなくなることは自明の理です。
現在でも、夜間は大型トラックばかりですし、中には遅いくせに長々と時間をかけて追い越すアホがいますから、追い越し車線を事実上占拠し、夜中でも時ならぬ渋滞の元になっているのです。
流石にそこはわかっていたらしく、東名神を無料化するとは言いませんでしたが、北陸道にしても、大同小異です。
現在でも、夜間走っているのはほとんどが大型トラックですし、並行する国道8号線でも同様で、両方に分散してそれなりにバランスが取れているのが現状なのですから、無料化したら、渋滞および事故の原因を作るだけです。

無料化実験予定路線の中でも、絶対やめて欲しいのは磐越道です。
何故なら磐越道、完全2車線化されていないからで、現状でも対面交通の一車線区間でのろい大型トラックを先頭に渋滞とまではいいませんが、一般道なみの速度の車列ができあがり、インター付近の2車線区間で速い車は追い越して車列の解消を繰り返しているのです。
ですから、インフラ整備なしに無料化などしたら、現在国道49号線を走っている大型トラックの流入で渋滞するのは日を見るよりも明らかです。

もともと、有料道は、時間をお金で買うためのもので、タダにしたから渋滞したってかまわないという考え方では、物流コストの削減になりませんし、本末転倒です。
外国と日本ではそもそも有料道の成り立ちが違うのです。
渋滞や事故の原因となるような無料化は意味がないとしかいいようがありません。
いい加減気付いて悪あがきはやめて欲しいというのが、高速を利用する者の正直な意見です。