生活苦による自殺者増加…高齢者より現役世代、若年層をまず救え
高齢者のお叱りは甘んじてお受けします。昨年の自殺者、原因「生活苦」が増加…長引くコロナ禍が影響 - 記事詳細|Infoseekニュース厚生労働省と警察庁は21日、2021年の全国の自殺者数(速報値)が前年より251人少ない2万830人だったと発表した。自殺者全体の数は減ったが、原因・動機別にみると「生活苦」が増えており、長引くコロナ禍が影響しているとみられる。男性は全体の約7割を占める1万3815人(前年比240人減)で、12年連…【全文を読む】残念ながら生活苦による自殺者が増えているというニュースです。「自殺者全体の数は減った」と書いていますが、これは、コロナ禍で一昨年より増えた昨年よりわずかに減少したに過ぎません。まずそれを頭に置いてください。日本ではコロナによる死者(正確には死亡時に感染していた人で、コロナが原因で亡くなった人ではない)が、約2年の間に18,000人ほどいらっしゃいます。死者の平均年齢は約82歳だと言うことです。これを日本の平均寿命(男性 79.64歳、女性 86.39)と比較するとそれほど大きな変わりはありません。一方自殺者は、令和2年に 21,081人、令和3年に 20,830人。ほぼ同じ期間に4万人…コロナ感染者の死亡者の2倍になっています。(令和元年は 20,169人。以上警察庁資料より)また、正確な資料は見つけられませんでしたが、自殺者の平均年齢は50歳前後と言うことです。単純に考えてもあと30年は生きられた命とあと数年の命の比較軽々しく命を比較することはタブーなのですが、緊急事態ではトリアージと言って、救える命と救えない命の選別を余儀なくされます。なんども「緊急事態宣言」を国が出しているのですから、あえてここは比較してみます。大雑把な計算で申し訳ありませんが、コロナで亡くなった人と自殺者の平均余命の総計を比較してみます。コロナで亡くなった人の平均余命の総計 = ((80+86)÷2 - 82) × 18,000 = 18,000自殺者の平均余命の総計 = ((80+86)÷2 - 50) × 42,000 = 1,386,000およそ80倍もの損失になります。もちろん、このような計算が正しいとは言えないのは承知していますが、無視できないほどの差があるのではないでしょうか。仮に、コロナ前より増えた自殺者数で計算してみるとコロナによって純粋に増えた自殺者の平均余命の総計 = ((80+86)÷2 - 50) × 2,000 = 66,000となります。それでも 3.67倍 もの開きになります。自殺者のうちの増えた分だけがコロナが原因とも言えないので、この数字は少なく見積もっても・・・と言うことになります。もっと言うなら、コロナによって増えた死者数(超過死亡)で計算するべきかもしれませんが、昨年度の超過死亡はマイナス…つまり、トータルの死亡者数はコロナによってむしろ減っているのです。その中での自殺者数の増加です。いい加減に現役世代、経済優先にするべきだこれまでにもインフルエンザやその他の感染症等でなくなる高齢者は少なくありませんでした。高齢者や周りの方々はこれまでにも、インフルエンザやノロウィルスに感染しないように注意して生活してこられたのです。ですので、そのまま高齢者の方々にはより安全な環境を提供しつつ、重症化する可能性の低い人たちに通常通り経済を回していただくと言うことで良いのではないでしょうか。例えば、心臓移植の手術を受けられた方などは免疫抑制剤などを服用するため、ちょっとした風邪でも命にかかわります。ですので常に、細心の注意をしながら生活されています。そういう方々が居たとしても社会全般に自粛しろとは言いません。絶対数が少ないというのが主な理由ですが、基本的には「高齢者」に政治が良い顔をしようとしているだけではないでしょうか。私は、高齢者の方々に向けての対応と社会全体に対する対応は分けるべきだと考えています。年金で生活している高齢者は家に閉じこもっていても生活できるが、現役世代はそうはいかない私は以前からこう言ってきました。素人のひねくれ者のたわ言ですが、黙っていられなくなってこのブログを書き始めました。国の政策は、あまりに高齢者に偏っていないでしょうか。高齢者は票になるそんな考えばかりの人が政治を動かしているのであれば、日本には衰退の道しかありません。