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19日に亡くなられた桂米朝さん。 我が家にある米朝さん関連の唯一の絵本です。 (書かれたのは田島征彦さんと言う方です。) 訃報を聞いた時、ふと思い出して本棚から出してきました。 何だか地獄関連の絵本は 前に一度別の絵本も借りたこともありましたし あとは我が家には「鬼灯の冷徹」という漫画が現段階で全巻あったりと 天国以上に地獄について知る事が多いのですが(^^;) 以前、小学校の読み聞かせで読ませていただきました。 全文、関西弁なのですが 読んでいて 関西弁だからこそ うっかり死んでしまったそうべえも、しかいも、ちくあんも、ふっかいも じごくに行きたくないと色々楽しい騒ぎを起こして、 最後にはじごくから生還を遂げるだけの そんな生命力が感じられたのかもしれない、と 関西以外に住んでいるわたしには思えたのですが・・・ どうでしょうか。 こういう思いで合っているのかは分かりませんが・・・。 この絵本のカバーの見返しのところに 米朝さんが「<じごくのそうべえ>によせて」という文を書かれてらっしゃいます。 その中で むかしは地獄極楽のおはなしは老人が孫に説いてきかせたものでしたが 今日ではもはや断絶という状態ですね、と。 えんまが舌をぬいたり、三途の川や針の山の知識が消滅してしまったら、落語もやりにくくなります、と。 何でしょうね、落語をされていらっしゃる方の 何て言ったらいいのかなぁ、 人を笑わせようとしての言葉じゃないんですよね、 何か、大事なことを 理屈っぽく、そうじゃなかったら戒めっぽくならないように 穏やかに 何かに包んだような言い方にする、その言い方が 逆に事の深さ、重要さが感じられて くすっと笑うと同時に どきっとうっすら怖くなるような そんな気持ちになる文だと思います。 今日、新聞を読んでいたら、どなたかがコラムに 学生時代、東京に住んでいて 寄席にもよく行かれた方が 関西の方に住むことになり、 ちょうど上方落語がどん底の時期で 演芸場に行っても漫才ばかりで 上方の演芸に拒絶反応を示してしまったのが 米朝さんの落語を聞いて感動して 毛嫌いしていた大阪の漫才まで楽しめる様になったと書いてらっしゃいました。 落語はまだまだ超初心者で 演目も片手で数える程しか知りませんが わたしも誰かお一人をきっかけに そうやって世界が広がったらいいなと思っています。 どなたがいいのかなぁってずっと思っているんですが・・・。 米朝さん・・・ 聞いてみようかなぁ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.21 16:06:43
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