あんみつの音らく

寝られない。
さまざまなことが不安で、
ねられませぬ。

まず、この状況で7月末締め切りの論文が
できそうにない。

今週中に引越しもろもろを終えたい。
明日はスティーヴに頼んで、郵便局だ。

・・・ねれない。。。

ここ最近、ほんとにあんまり寝てない。
英語のほうが論文書きやすいかもよ。使える単語も限られてるし。

私の敬愛していた教授、今はなきベハーグ氏。
彼の口癖は、
You need to learn how to write
だったそうです。

私の教授もそういわれて育てられたそうです。

私、忘れられないんですよ。ベハーグ教授にはじめてあった2年前のあの日。
夏でやたらと暑いのに、先生の手は冷たくて、無言でメガネのおくから私をみて、
握手をしてくださった。

お会いするまでに3年。メールでずっとアドヴァイスをくださった。
お会いして1ヶ月で亡くなられた。

今なら、もう少しまともなディスカッションができたかもしれないのに。
私、今、先生のなさったクリティークに対するクリティークを書いているんですよ。

先生が亡くなった理由は肺の癌。
でも、亡くなる2ヶ月前までフランスへいったり、
色々精力的にお仕事をされていた。たばこをおやめにはならなかった。

先生は6月13日にお亡くなりになった。
私がテキサスに言ったのは、5月の頭だった。
もうお亡くなりになって、ちょうど2年と1ヶ月か。

６年前のある日、なんで私は、国立民俗学博物館の図書館にいたんだろう。
なんで、私はあのとき、素敵なＬＡＭＲという雑誌をみつけてしまったんだろう。
そこで立ち読みした、今の私の教授のアーティクル。
ぷるぷる震えながら、すごい人が世の中にいるもんだ！と感動した。
真っ暗な書庫のなか、震えた。鳥肌が立った。
すごいなぁ、これはこの人を調べねばとＵＭＩから博士論文を取り寄せた。

そこで、はじめてベハーグという名前を見つけた。
ブルーノ・ネトルと共に監修している本を見つけて感動した。
すごいこと思いつく人だなぁ、と思った。

因果なもんで、今年の私のゼミにはネトルがやってきてディスカッションをすることになった。個人面談みたいなことまでやった。
いてた大学院のファカルティの半分はネトルの弟子だった。

でも、私はね、ネトル万歳の教授陣よりも、それをあえて批判的に挑戦的に
みようとしている私の先生のほうが好きだ。
その先生が1985年に書いた文章が出てきた。
私はまだ小学校ちょこちょこかな。
先生は笑ってたけど、20年以上前の先生のパースペクティヴを知りたい。

英語のアブストラクトの文章をちょっと直した。先生の文章の真似をしてみた。
foremostなんて単語を入れてみた。

You need to learn how to write　

は、
ベハーグ教授から私の教授を通してのメッセージだと思う。
今、目の前に先生がいらしたら、うかがいことがいっぱいある。
お願いします、夢にでてきてください！！
もし出てきてくださるなら、一所懸命寝られるよう努力します！