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あんみつの音らく

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2013.05.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
どうやら、がらくた市がある、とのことで
両親と天神さんに行ってきました。

天神さんというと、北野天満宮です。

朝もはやから6時には開いているようで、私たちも家を7時に出発。
到着したのは8時前くらいでしたが、すでに色々な駐車場は満杯。

ようやく駐車できたところから5分ほど歩いて市のほうへと出かけました。
私が行きたかったのはほかでもない、天満宮の前にある、あわもち屋さんに行きたかったからです(笑)。


で、到着したなり目に入ったのは、いろんな古着屋さん。

おもしろい柄行の男物の襦袢が最初に目に飛び込んできました。
飛びついたのは、私ではなく母親。

ただし、さすが外側にあるお店。少々、全体的に値段が上気味だったので、
まずはお参りにと、市の間を歩いていくことにしました。


次に目に飛び込んできたのも、やはり古着屋さん。

結局2件目で、母親がなぜか青と白の着物に目が行ってしまい、
それで1000円でちょっと面白い着物を買うことができました。
これは、母親が気に入って買ったのですが、やはり母親が選ぶと広衿。
私は一人で広衿を着る自信があまりないので、バチ衿にしてほしいんだけどなぁ、、、
と思うんですが、母親は

「大昔は、なかなか広衿の着物なんて作ることができる人なんて、お金持ちしかいなかったのよー!だから、昔の着物やって広衿いうたら価値があるのよ。今のポリのうそもんの広衿風とは違うのよ。」

と考えているそうな。

まぁ、それも一理ありです。
でも、私からすると広衿は自分で着づらいので、そうなるとその着物に袖を通しづらくなる。
だから、実用的、ていうことを考えるとバチ衿なんだけどなぁ。
まぁ、実家に住んでいるなら、広衿の着物にして、お母さんと一緒に来て、おでかけして、てのもありですが、今はアメリカに住んでいるので、なかなか母親の手を借りられないんだけどなぁ・・・。

でも、まぁ、その青色と白の着物は面白かったし、丈もそんなに大きくないから、私も気にいったんですけどね。

で、私たちの隣では、オーストラリア人かと思われる女の子が、ほっぺたを真っ赤にして、
日本語で
「これ、ください!!」
と、子供の着物を2着買っていました。

うちの母親は、これにいたく感動したらしくて、
「わー!!!いいねぇ!!」と、ちいちゃく拍手。
お店のおばちゃんも、
「はい、どうもありがとう!!}
と、ものすごい笑顔でした。
母親は、外国の人が古い捨てられているような日本の着物を手に取ってくれたのが、
何か嬉しかったそうです。


そうだよねー。私もうれしかった。



ただし、その後、その女の子を、あとの端切れを売っているお店で見かけたのですが、
お店の人がいけずで、
「買わへんねんやったら、商品にさわらんといてくれるー!?」という勢いで、
感じ悪く商品のほこりをはらっていました。


うちの母親は、これに大変腹が立ったらしく
「うわぁー、いけずやわぁー。かわいそうに。あの女の子、楽しそうに着物の柄とか見てはったのにー。」
と、えらく悔しがっていました。

普段は着物なんて見たくもない、とか言いだしかねない母親ですが、
どうやらこのオーストラリアの女の子に触発されたようで、
とりあえず古着屋はかたっぱしからいって、物色し始めました。

しめしめ、と、私は、まぁ、後ろからついていったんですが、
どうやら銘仙を見ると、母方の祖母のことを思い出すようです。

「これ、おばあちゃんがもう何十年も前の若いときに着てたのと、柄が似てるわー。」
とか
「やっぱり、銘仙は可愛いわー。」
と、お店のおっちゃんと話をしながら、なぜか洗い張りの穴の開いた銘仙を購入。

「えっ!?これ、また仕立てる気なん!?」
と聞くと、どうやらはその気はない様子。
というのも、後で家で広げてわかりましたが、かなりたくさんの穴が空いていました。
仕立て直すには、ちょっと難しい感じです。

でも、どうやらだからこそ買ってみたくなったようです。
これで、ブラウスかスカートか着物用のストールを作ろうかなぁ、なんて言っています。
余った布では、私の頭につけるリボンを作りたいそうですが、
いや、リボンという年齢では・・・。

その後、ようやくお参りを済ませて、母親はおみくじをひきに。
大吉だったようで、むこうのほうから修学旅行の中学生にまみれて、
満面の笑みで帰ってきました。

そこから、また古着屋を色々めぐりましたが、少し残念なのが1つ。
綺麗に着物をたたんで並べているところもあれば、
もう、てんこもりにしていて、下の方の着物は、どっかのおばちゃんの靴に踏まれていたり、
土まみれになっていたりすることなんです。


あー、かわいそうになぁ・・・と。
あまりにかわいそうなので、それを拾ってみると、どうやら裏を張り替えたんでしょうか、
まだ裾にもガーゼやらしつけやらがついている着物がありました。

広衿を見ると敬遠してしまう私ですが、ちょっとあまりにもかわいそうなので買うことにしました。
この時点で2着。

そこから、歩いていると目の前に、話し言葉からして東京の女子、しかも
雑誌のKIMONO姫から抜け出てきたかのようなガールズが5人ほど、着物を物色していました。
みなさん、帯にレースをあしらっていたり、髪型やらなにやら、大変にぎやかです。

「きゃぁー!これ、かわいい!!」
「これ、素敵ー!!」
と、色々と目移りされているご様子。

うちの母親はその奇抜なファッションに度肝を抜かれたらしく
「あの人たち、ファッション界の人かしら?」
とドキドキしているご様子。
「おかあさん、今は、ああいうのも流行っているのよ。」
というと、少々私の着物に関して寛容になった様子。

「へぇー。色々やってもいい時代になったのねぇ。」

しかし、母親がそういうやいなや、ふと、古着屋の店主のおばさん、
その東京ガールズの1人の襟首を捕まえているではありませんか。
どうやら、お直しおばさんと化しているご様子。
かるた結びに可愛く帯締めをしていたお嬢さんでしたが、着物の衿をがしっとひっぱられ、
帯の下からはしょりもひっぱられていました。

明らかにお嬢さんは、不服な顔です。お友達もちょっと、どうしていいかわからない、という顔です。
うちの母親まで小声で
「楽しんで着てはるねんから、ほっといたったらいいのに。。。」
です。
結局、その古着屋さんから、お嬢さん方はそそくさと出ていきましたし、
私も母親もそこでは買う気はしませんでした。

その後、いろんな陶磁器やらをみてから、最後は、やはり、
もりもりとてんこ盛りにされているところで、
作り帯と、八寸帯(かなぁ)と、半幅かなぁ、というのを3つで1000円で購入。

普段ならこういうのを買うと母親に怒られるのですが、何かしら母親はノリノリです。
縁日のノリで、寛容さが増したのでしょうか。
オーストラリアの女の子に触発されたのでしょうか。

1つ300円の帯に上機嫌で、
「これで、色々な着物が楽しめるわねーー!」
と大満足です。
デパートのリサイクル市みたいなところでは、袋帯とかばかりみている母親ですが、
今日はどうやら私が一人でも結べる帯を安く買おうということに集中していたようです。


「お太鼓結ぶときはな、お母さんも、お父さんに後ろ締めてもろたりするねん。
あんたは、アメリカでお母さん手伝ってあげられへんからなぁ、もう作り帯と結びやすいのんにしときー。」


自分で選ぶと同じようなものばかりになってしまうのですが、
母親が選ぶと、自分とはまったく別のタイプのものが手に入るので、
こうやって一緒に、古着屋をめぐるのはとても楽しいものです。

と、私と母親がわいわい楽しんでいる間、父親は、かわいそうにふらふらと荷物持ちとなっていました。。。でも、久々に縁日の雰囲気を楽しめてよかったのと、あわもちを食べられたということで大満足のようでした。

「家まで近かったら金魚すくいするのになぁ。」
とか
「これは、スマートボールだー!」
と少年のようでした。













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最終更新日  2013.05.26 23:38:53
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