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あんみつの音らく

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2013.07.06
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カテゴリ:ざんねんっ
今日は久々に母親から連絡が来た。

どうやら、嫁入り箪笥を処分したらしい。


えっーーーーーええーーーー!!!

と声にならない叫び声をあげたが、もう、戻ってこない。
どうやら、父親がチェーンソーで切って解体して捨てたそうな。



なぜ、私に一言もなかったんだろう。
まぁ、確かに私の持ち物じゃないから、何とも言えないんだけど・・・。



本人は捨てた後でものすごく悲しくなったそうな。

・・・じゃぁ、なんで捨てるの?と半ば怒りに満ちたメールで返したが、
おそらく本人にしかわからない理由があるに違いない。


しかし、ものを捨てるということにものすごい抵抗がある私には、
この両親の行動が理解しかねるのです。

そして、この嫁入り箪笥というものと、
今、世の中で着物がどう扱われているのかということと、
どうも連携しているようで、さらに悲しくなります。


洋風の家には邪魔だったのね、嫁入り箪笥。
でも、おじいちゃんやらおばあちゃんやらが、あの箪笥を購入した時の気持ちってのは、
どこにいってしまうのだろう。
どうして、邪魔でも私のために置いといてくれなかったんだろう。
(まぁ、着物が入っている方の箪笥は置いていてくれているようですが)。


私とJ氏は将来日本にいったらお金をためて、階段箪笥を買おうねなんて話をしてるのに。


ものの価値というのは、利便さ、材質、工程などなどで決まりますが、
そこに「思い出」やら「気持ち」の入り込む余地はないんでしょうか。
私にとっては、たとえ材質的に「ボロ」だったとしても、
その人や自分の気持ち次第では、
貨幣的な価値ではたとえられない、別の価値が生まれてくるんですけどね・・・。

こんな私のことを母親は「ものに執着しすぎ。」と言いますが、
私は別にものに執着しているわけではないんです。それが証拠に、
次から次へとものを買っているわけではない。
ただ使えるものはその生命がなくなるまで最後まで見届けるのが、
生きている私の責任であり、本分だと思っているだけです。


でも、もしかしたらそういうものでも捨てたい何かが母親の中にあったのかもしれません。
難しいものですね。


ただし、母親が娘時代にこれから嫁に行く娘のために、
色々な工房をまわって、注文をして・・・という祖父母の親心みたいなものを想像すると、
どうもやりきれない気分になるんです。

もう既に他界してしまっている祖父母ですが、きっと母親の行動に腹を立てたりはしていないと思うんですよね。
「時代かしら・・・。」
と、つぶやいているような気がするんです。




「着物が入っている方の箪笥も捨てたの?」
と聞くと
「あれだけは捨てへん!あれは、唯一あんたに渡せるもんや。」
と母親からの答え。



今日は雨もありますが、なんとなく悲しい気分です。





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最終更新日  2013.07.07 02:24:16
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