日本テリア：モアナと子ども達

今日は久々にモアナのご飯は、七面鳥がメイン
白肉と赤肉がぶつ切りになっていて、これなら食べ易そう。（大きなままだと、食べにくいらしく放り出します）
ただし、問題はモアナが七面鳥肉は好きじゃないこと。

他にもモアナに不評なのは、馬肉やウサギ肉、鹿肉…いずれも脂肪分が少なく、低カロリーで、
愛犬の肥満に悩む飼い主さんには、手作り派であれフード派であれ大好評のエキゾチックなお肉。そういうお肉がモアナは好きじゃないのです

モアナが一番好きな肉は、多分鶏肉。
それも生ならササミよりも手羽先が好き。つまり、骨や脂身といった肉以外の旨味、甘味があるからじゃないか、と想像してます。
～以下、実況中継風でご飯の場面～

さて、お皿にサッと湯通しして少し香りを立てた七面鳥のお肉が並んでいます。
モアナ嬢の反応や如何に？

まず、鼻チェックが入りました。とーっても念入りです。
（あ～やな予感。鼻チェックの時間が長い時はまず駄目なのよ：）
思った通り、一通り嗅ぎ回った後でお皿から離れて行きました。

あ～あ、と思いつつ、このまま放っておくと空腹で胆汁を吐くことになるのは99％間違いなし。
なので、ヤギミルクの粉を振りかけてみます。
（訓練士さんが知ったら、「犬に妥協するなァ！」と怒鳴られるかも）

待ってましたと近寄って来るモアナ嬢。
（くっそぉ～、読まれているよ！）

＜あれ？これ、知ってるヤギミルクじゃん。これ、アタシ最近はあまり好きくないのよね＞

ささっとチェックを済ませて、またお皿を後にするモアナ。
チラと見上げてみれば、案の定モアナ母ちゃんの鬼の形相。

＜なこと言ってもねえ。嫌いなものは嫌いなのよん。ま、やぶ蛇になる前に寝ちゃおうっと＞

という訳で、モアナはさっさとカドラーへ逃げ込み、夕方までぐーすか。

そして、朝ごはんに出されたヤギミルクのかかった白い七面鳥は、再度夕飯にも登場。

粉ミルクが駄目なら、チーズでいってみよう！
と、今度はモアナ母ちゃんはお皿に並んだ七面鳥肉の隙間に、フリーズドライの小さなチーズをあちこち苦心の配置。

一カ所にまとまらないように。すぐにチーズだけ食べてしまわない様に。少しは七面鳥肉も自然に口に入る様に。

わざわざ肉をひっくり返してチーズを押し込んだり、でも面倒くさがりのモアナが、それなら食べなくてもいい、と思わないように、チラリとは好物のチーズが目に入り匂いが出る様に、肉と肉の隙間に入れたり。

「さあ、どうだ？！」

嗚呼～無情！
モアナくんはチーズだけ！食べて、後は全く口をつけず。
肉の下になっているチーズは鼻先で肉を押しのけてまで、チーズだけ！食べました。

そりゃそうだろう。朝はわずかに粉ミルクをちょいと舐めてるだけだもの。
胆汁吐かなかっただけでも、奇跡的。
チーズくらい胃に入れておかないと…。

しゃあねえなあ。
野菜の中でも、これだけはダントツに好きな人参を持って来たら…

あ～もう、あんたは犬じゃなくて、前世はウサギか馬だったに違いない。
そうよ、だからウサギ肉も馬肉も好きじゃないんだわ。

モアナは小振りとは言え、人参1本を丸ごと全部食べたのでした。

「この子、地震でうちの人間が皆死んで放浪犬になったら、きっと八百屋さんの店先から人参盗んで生き延びるだろうねえ」
ば～ばってば、変な予言をしてくれるのでありました。

先に謝っておきます。
八百屋さん、頭が黒くて体が白くて耳が短い小獣が人参だけかっぱらったら許してやってね。
家の『いぬ』です。。。