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テーマ:犬の食生活(438)
カテゴリ:手作りご飯&フード
手作りご飯を与えている方も、フードの方も、おやつとして時には果物を与えることがあると思います。りんごなどはナトリウムの排泄にいい果物ですし、疲労回復には多くの果物が含むビタミンCも有益ですよね。
それに何より犬達は甘味のある食品を好みますねえ。 我が家でも、干し芋などお芋系の甘味、ミカンなど柑橘系の甘味、それにこれはお八つじゃないけど脂肪の甘味など、モアナの好む甘味は多岐にわたります。 果物の中でも、比較的酸味が薄くて甘味の強いブドウはモアナの好物です。 今まで、大粒小粒、赤いのや緑のや色々なブドウをあげましたが、どれもこれも大好きです。 そして、全く健康上の問題を起こした事はありません。 ところが、犬の中にはブドウやレーズンで中毒を起こす個体がいます。 ちなみに、モアナはブドウでは中毒を起こさないけど、バナナは駄目な子です。 ですから、個体によるのですが、万が一ブドウ/レーズンを食べてお宅の愛犬が次のような症状を示したら迷わず病院へ飛んで行きましょう。そして、獣医さんに腎臓の手当をお願いしましょう。 ブドウ/レーズンで中毒を起こす犬に共通するのは、ます嘔吐! それから、食欲不振、元気がなくなる、下痢。 これ等はモアナのバナナ中毒の時にも見られた症状ですが…ブドウ/レーズンの中毒を起こす個体を検査すると、急性腎不全を起こしているそうです。 研究によれば(回顧的事例研究ですので、研究の対象個体数は50頭以下ですが)、ブドウ/レーズン中毒を起こした個体の半数は生存、ということですが、そうすると逆に中毒を起こした個体の半数は命を落としている訳で、日頃腎臓に問題を抱えているような愛犬をお持ちの方は十分に注意してくださいね。 また、くどいようですが、どの犬もがブドウやレーズンで中毒を起こす訳ではありません。 家族である愛犬の状態をよく見て、体に合う食材を選んであげてくださいね。 今日の情報は、メールマガジン『どうぶつのお医者さんの事件簿 第229号』からです。 興味のある方はこちらへどうぞ。英文研究論文の要約が掲載されていて、お役立ちです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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