垢すり&バンフ映画祭
前日にオンライン掲示板で教えてもらったサンタクララのローレンス・ヘルス・センターでさっそく垢すりを予約。センターの中は、まさに日本のお風呂センターで、男女別のお風呂(浴槽いくつか、洗い場、シャワー、ドライサウナとスチームサウナ)、休憩室、更衣室があって、垢すりやマッサージはお風呂の片すみの専用コーナーでやってくれる。ひさびさのつるつるすべすべ感にうっとり。夜はサンフランシスコでバンフ映画祭受賞作品の上映会。バンフは山関連に特化した映画祭で、去年も上映会を観た。以下感想。-The Other Final今年の大賞受賞作。ワールドカップの決勝戦と同時に行われた、FIFAランキング最下位のモンセラットと最下位から2番目のブータンの試合を題材にしたもの。ブータンの首相の「スポーツには、コミュニケーションと競争の2つの側面がある。最近は競争の面が強くなっているが、私はコミュニケーションのほうがはるかに重要だと思う」ということばが内容を象徴している。いい映画だった。-Stefania Belmondoソルトレイクのイタリア人XCスキー女子金メダリストを描いた映画。不可能を可能にする意志力とそれに応える鍛えられた肉体。すばらしい。-Front Rage Freak: Buiscuitシリーズもので、去年はビルに登りまくる男が主人公でこれもよかった。これは登山犬Biscuitが主人公。岩壁と苦闘してようやくよじ登って飼い主の腕に飛び込む姿がすっごくかわいいし、登るのもうまいんだけど、それでも危ないときはある。後ろの席の人が「命綱つけたれよ・・」といってて、私も同感。-マウンテンバイクもの雪上でスキーヤー、スノーボーダー、テレマーカー、スノーバイクと競争するのは、スポーツの融合って感じでよかったし、くねくねの山道でスケートボーダーをひたすら追いかけるのは自虐のギャグという感じでおもしろかった。-Xtreme Tramping: The Lord of the Springsエクストリームトランポリン。冗談をマジ顔で、というか、他のかっこつけエクストリームスポーツをパロっているのがよかった。-Part Animal, Part Machineアウトドアの事故で両脚を失った男がアイスクライミングに挑戦する話。実は去年、この人の事故にあってから最初の登山を描いた映画を観た。その最初の登山は、彼にとっての意味とそれに向けての精神的・肉体的格闘が重みを持つすばらしい映画だったのだけど、このアイスクライミングはさほどの意味が感じられなかった。監督がかっこつけアイスクライマーのWill Gaddと聞いてちょっと納得・・。-エクストリーム系2本同じプロダクションのスキー/スノボものとホワイトウォーターカヤックもの。まさにトランポリンに皮肉られてる側のかっこつけ系俺ってクール映画。Warren Millerの二番煎じ。私がこの手の見飽きただけかもしれないけど、なんでお金払って他人が趣味に興じてるのを観なくちゃならないの。映画祭を広い層にアピールするためには必要なのかもしれないけど、はっきりいってちっともおもしろくなかった。。