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カテゴリ:コラム
先日の安徽省出張、その後の黄山登頂の帰りに、山の麓の屯渓の老街に立ち寄りました。ここは、レストランや商店が立ち並ぶ昔ながらの商店街といった趣の場所です。
私は、感動的、幻想的な風景を満喫できた記念に、山水画(小さいサイズで安いやつ)を買いたいと思い、それらしき店に入っては、いろいろと物色し、価格を聞いて回りました。 「この位のサイズでこんな感じのがいいなあ」 「思ったより高いなあ!いくらが妥当なんだろう!」 「よっしゃ~、最大25元に決めた!」 等々、頭の中でぶつぶつ独り言を言いながら作戦会議終了です。 ちなみに私は中国語は堪能ではありませんが、タクシーに乗る時の運転手とのやりとりと、買い物時の価格交渉はちょっと得意です。ボキャブラリーが少なくとも、この2つは、だいたいパターンが決まっているからです! 価格交渉時は、ちょっとした演技と強気が重要かなと思います。身近にいる上海人の価格交渉の仕方を見よう見真似で体得しました。ちょっと偉いでしょ???(笑) ある店で気に入った山水画を見つけました。飛来石という有名な石の絵です。 親切そうな老板(ラオパン:店のご主人)と老板娘(ラオパンニャン:店のご主人の奥様、(注)娘ではありません!)らしき人が私に話しかけて来ました。 さてさて、いよいよ戦闘開始です。 私: 「これいくらですか?」 老板: 「80元です。」 私: 「80元?高すぎる」と大げさに! 老板: 「○×△●▲◎▼▽‥‥‥、いくらだったら買いますか?」 私: 何言ってるのか、よくわからないけど、たぶん80元する理由を言ってるのでしょう!”いくらだったら買うか”だけ聞き取れました。 「10元でどうですか?」 老板: 「10元?冗談でしょ!」とあちらも大げさに! 私: 「それじゃ要らない。バイバイ」 と言って、店を出ていく素振りを見せる。 老板: 「ちょっと待って。60元でどうですか?」 私: 体は店の出口の方向に向けながら、無言で首を振る! 老板: 「50元、う~ん、40元」 私: ”お~う、どんどん下がってきた!この老板、何とかして、私にこの絵を売りたいみたいなので、こうなったらこちらのペース!”と心の中で呟く! 「20元でいいですか?」 老板: 「30元であなたに差し上げます」 私: 「バイバイ」と言って、2、3歩、外に向かって歩く。 老板: 「待って待って、わかりました。20元で売ります」 私: 「謝謝」 この20元という金額が果たして高かったのか?、安かったのか?わかりませんが、一応、自分としては満足いく価格で買えました。 中国の個人商店の老板さんは、こういう駆け引きが大好きなのだそうです。私もゲームみたいで面白かったです。 ちなみにIT業界では、こう簡単には行きません。 売るときは、がんがん叩かれ、買うときは、こういう駆け引きはできません!難しいですね! とにかく頑張ってます! ワンクリック応援、宜しくお願いします! 人気blogランキング(起業・独立部門) メールマガジン「中国オフショア開発最前線」も宜しくお願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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