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2013/09/12
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カテゴリ:詩・文芸


  • siyakusyosora.JPG





りりっく★あとらす
第9回放送
2013.9.4
19:30~

FMなんじょう(77.2メガヘルツ)
サイマルラジオあり
サイマルラジオはトップページ最下部「FMなんじょう」の「放送を聞く」をクリック。
全国どこでも、海外からでも聞けます(リアルタイムです)。


★詩の地図
-黒田三郎-

「紙風船」
黒田三郎は1919年、大正8年に広島県に生まれる。
終戦直後、日本の戦後詩をリードした詩の雑誌「荒地」を拠点に活動。
結核と闘いながら、生活に根ざした詩を平易な言葉でつづった。
1955年、最初の詩集「ひとりの女に」でH氏賞を受賞。
長女ユリとの日常生活をつづった詩集「小さなユリと」なども有名。
1980年に亡くなった。

「紙風船」は1964年に思潮社から発行された「もっと高く」という詩集に掲載。
1972年、フォークソングのグループ「赤い鳥」がこの詩に曲をつけて発表、ヒットした。
美しい願い事を託し、打ち上げる紙風船。
美しい願い事とは、身近な人の幸せを願うことかもしれない。
または争いのない平和な世の中を願うことかもしれない。
何度落ちてきてもくじけることなく、今度はさらに高いところを目指して打ち上げる。
そのあきらめない行為こそが、尊いものであるというメッセージが込められている。

黒田は長女ユリと過ごした生活の場面を、多くの詩に残している。
その中から「夕方の三十分」も紹介。
キューリユキコによる朗読。


★あまくま・しまくとぅば

松原敏夫「物狂い 2」
(松原敏夫個人誌「アブ Abu」第13号)

松原敏夫は1948年、宮古島市生まれ。
第10回山之口貘賞を受賞。
詩集に「那覇午前零時」「アンナ幻想」。
「物狂い 2」
宮古島の言葉は、ドイツ語のようにエッジの利いた発音が魅力的。
冒頭のリフレインから最後の「うり」まで、朗読した時の聞こえ方をよく考えた上で構成されている。
宮古の土の臭いが香ってくるような作品。


★イクメン・ポエム

中原中也「春日狂想」

中原中也は1907年、山口県生まれの詩人。
30歳で亡くなるまでに、350編以上の詩を残し、詩集に「山羊の歌」「在りし日の歌」がある。
中也は1936年、2歳になったばかりの長男・文也を亡くす。
「春日狂想」はその4カ月後、1937年に発表されている。
子どもの死にショックを受け、精神が不安定になっていく中で、追悼のために書いたといわれる。
中也本人も、その翌年には病気で亡くなる。
我が子を失った悲しみの深さがにじみ、その愛情の深さもかいま見える。
中也特有の歌うようなリズムとともに、おどけた調子が痛々しく響いてくる。


★曲

natchy「プリズム」
Cali≠gari「せんちめんたる」





放送は毎週水曜、午後7時半から。
再放送は2回。土曜12:30~、月曜19:30~。



ぜひ。








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Last updated  2013/09/18 11:30:35 PM
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Comments

ヒロコ@ Re:アクセス数、一部で謎(02/28) ブログ復活嬉しいです! noteもはじめたの…
みやじ。@ Re[1]:こどもの(05/04) Nearllさん 4300匹らしいです。 対…
Nearll@ Re:こどもの(05/04) 内間のこいのぼりって結構ありますよね。…
みやじ。@ Re[1]:シャングリラ(04/14) nearllさん ありがとうございます。 わた…

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