|
カテゴリ:詩・文芸
名桜大学講師で歌人の屋良健一郎さんが1月15日の沖縄タイムスの「論壇」に投稿している。 〈詩人・宮城隆尋の「ゆいまーるツアー」を読んだ時の衝撃が忘れられない。沖縄の子どもたちは毎朝、ラジオ体操ならぬラジオ空手をやっている、沖縄の子どもたちは虫取りならぬハブ取りをする、現実とは異なるそのような記述を連ねるのだ。「沖縄らしさ」を誇張することで、「沖縄ブーム」で生まれた、本土の沖縄に対するイメージがいかに表層的で、沖縄の現実を捉えられていないかを揶揄している〉 目取真俊「虹の鳥」なども挙げながら、ドラマ「ちゅらさん」などによる沖縄ブームで作り出されたイメージだけでは語ることのできない側面があることを強調している。 〈闇の部分ともっと向き合わなくてはならない、ということを宮城や目取真の作品にあらためて気付かされた〉 〈闇を語ることは沖縄と外部との、あるいは沖縄内部での緊張を生むのかもしれない。しかし沖縄と本土との、沖縄人同士の本音での「対話」にはそれが必要なことは間違いない〉 多謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/01/23 12:00:35 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|