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突然ですが、世界にはいわゆる、「怪しい地帯」が色々点在しています。
「怪しい地帯か・・・・ひょっとしてフィンランドのこと?」 ↑そうした早速のツッコミ、ご勘弁。いやある意味、正しいかもしれない(笑)。 世界地図を片手に秘境を愉しむ、時々ツッコミもいれようという新企画。 世界不思議発見! ・・・え、そのなんかパクってない? なるほどザ・ワールド! だから・・・ネタ古すぎだし。 熟慮した結果、これでいこう! 世界★怪しさ【むんむん】秘境地帯! なんか胡散臭さがただよってくるよ・・・ ★★ 栄えある第一回目は、 kalunguyeyeさん からの質問・リクエスト。 「スヴァールバル諸島の事について、何かご存知ですか?これってスウェーデン領? 知ってたら教えてください」。 スイスペの次期探検隊隊長を狙っている(?)だけあってか、さすが目のつけどころが違います。 ってか違いすぎです! スヴァーバル諸島 Svalbard ・・・・ 一体どこやねん! 百聞は一見に、でまずは位置確認。げっ、北極じゃん!?フィンランドの真上。 拡大写真。いくつかの島に分かれていますね。 まずkalunguyeyeさんの質問に答えておくと、スヴァールバル、正式にはノルウェー領です。 スヴァールバルとは「冷たい海岸」の意味で、島々の3分の2は一年中氷に覆われているそうです。 この島を最初に発見したのはオランダ人で、16世紀末から17世紀初頭にかけてのこと。当時オランダやイギリスは、喜望峰回りでアジアへの航路を制覇していたポルトガルに対抗して、北極回りでアジアへ至る北東航路を発見しようと、何度も探検隊を出していたらしい。 この発想、無謀というかアホすぎません? しかし後に、成功しているんですね。ノルウェーの辺りからシベリア→ベーリング海(ロシア-アラスカ間)までの航路を18世紀初頭に確立します。すげ。 島周辺で捕鯨ができるということで、オランダ、イギリスが捕鯨拠点を設けます。 またグリーンランドの一部と思われていたスヴァールバル諸島、当時の管轄はグリーンランドと同じく、ノルウェー王国にありました。 ただノルウェーは、出費が重なるなどの理由で、島を本格的に統治する気はあまりなく、放置。 19世紀後半に島で鉱物資源が発見。スヴァールバル諸島の領有権問題にハリキリ出したのがスウェーデン。ロシアも領有権を主張し始める。どこぞの国と変わりませんね。ああ、いつの時代も・・・。 「元祖」島の管理人こと、ノルウェーはしかし相変わらずやる気なし状態。かくしてスヴァールバル諸島は「無主の地」つまりどこの国の領土でもないということになった。 以下大きく話をはしょると、20世紀に入り、炭鉱や観光で島の開発が進んでいきます。ところが領有権はいまだ未定。なにより無住の地というので、島を治める法律が存在しない。なので現地の活動でいろいろトラブルが生じてきます。 これじゃいかん、ということで1920年に正式に島をノルウェー領とする条約が国際連盟で可決。 但しノルウェーは各国と条約を結ぶことで、その国の国民が島での経済活動、滞在を許可することになります。 えーと、どういうことかというと、条約加盟国はヴィザ無しで島に渡航、無期限滞在、さらには現地で起業することも可能なのです。 そして日本は加盟40ヶ国の一つ。 観光ツアーとして、また経済活動の拠点として新たなチャンスが生まれるかも。 めざせ最果ての地、北極!いまスヴァーバルが“熱い”!←わけないだろ。 北極に一番近い島! ←キャッチコピーとしてはまあまあだけど・・・行く気になる? 白クマも大歓迎! ←してませんって。 ちょっと一休み、現地の風景。意外に丘陵な地形ですね。 ところでスヴァールバル現地の気候ですが、意外に暖かいのです。 夏の平均が-6度。冬は-30度ぐらい。 ・・・いや、僕に言わせると、「なんだそんなもんか、しょぼっ!」な低気温なんですよ、ホント。 北極に近い割には「暖かい」。これはどうやら大西洋から流れる暖流が原因みたいなのです。 現在、島には約3000人が住んでいます。うち55%ノルウェー人ですが、ロシア人、ウクライナ人も多い。 こいつら何やってんだ? 観光地として盛んなようですが、今一つ、北極に近い極環境という地の利を生かすという意味で学術研究所や衛星基地局もあるそうです。 少し調べたのですが、大学の出先機関はもとよりいくつかのクラスも設けています。その内、学位まで取れたりして(笑)。 今留学するなら、最北の地が魅力!? どうやら話がつきそうにもありません。ここで止めるのはもったいない。けど、今宵はここまで。 後はkalunguyeye さんの現地探検ルポを期待しよう♪・・・ふふ、クソ寒いし絶対やらないでしょ。 おまけ。夏季の風景? 観光として訪れてみたいけど、結構お金がかかるみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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