おーえん詩 「2010ねんのヨンハへ」 迷いないヨンハおーえんけっしん、
にほんブログ村 おーえん詩 「2010年の ヨンハへ 」 青年のいのちが消えたのは 2010年 パクヨンハという名前だった 家族の糧を 一身に背負い 懸命に働いた 母に 一家の大黒柱と 呼ばれ 姉には 世に誇る 弟だった 才能が あった 歌を歌えば 歌の神までも引き出して歌の世界を伝えた 演じれば ひとときも 演じることを止めない細やかな演技をした もっともっと 前に進む思いは 強くても 彼には当たり前のこと 過去も 未来も これからの青年には ただの 糧でしかない時間 苦難があると もっと光った 栄光が青年に もたらされ続けたその日までは 音もない死が 跡を付けていたのは 知っていたかもしれない 友人が かすかに 間を置いたのを 感じ取っていた 誰もが知る ひとは 一人で生き ひとりで死ぬことを知った時でも 友人には こころを尽くし いつも いい奴でいた 音もない死は 感じるものだ 胸騒ぎがする なぜか覚悟をする ある日 青年は背中の羽が役に立たないことに 気づく 追っ手と 走り抜ける自分の速度の差に 気づく 追っ手が 何なのか 知る時の悲嘆は 胸深く突き刺さる日だったろう 名前を 呼ばれて 答えたのは いつ頃 だろう 2010年の いつ頃 だろう 2010年の 5月の いつ頃 だろう その時間だけは 知りたい・・・ Mojimamaヨンハの名誉のためにおーえんします。自死では家族の墓に入れない苦境まで背負った