カテゴリ:スキー
お世話様です。 前回、 1級から上達しない原因に外向傾の完成度にある と話しましたが、 こんな皆に疎まれそうなこと、書かない方が良いのでは? とも思うのですが、 自分は完全に当てはまった実例 として書いといた方が良いだろう、普遍性があるだろうと思いなおしました。 そもそも他の人のことは詳しく知らないし、 スキーの上達に関しても、 短期的にはどんどん落下していった方が草技線で点数が出たり、 空間把握能力に長けていて外向傾の基礎なんてできてなくても ガンガンに滑れる人も居ますが、 それは技術を語る上での普遍性(誰にでもできるのか?)を感じないので今回は省きます。 問う訳で、タイトル回収するために本題に戻ります。 自分が教わったスキーヤーズラボのメソッドの中に 外足のストライクの位置に乗る雪上エクササイズ が幾つかあります。 ざっくり言うと身体から外板を離さず良いポジションでズレに乗り続ける練習です。 要するに外力を利用する雪上要素を身に付ける練習です。 で、ある程度この要素が身に付いてくるとシェーレンは勝手に消えてきます。 これもある程度解消されてきて感じることですが、 本質的にはシェーレンの原因は外足。 外足の良い所に乗れて板が仕事してくれる(外力を利用できる)ようになるとシェーレンはなおります。 逆に、 どの局面でも両足の平行を意識して直すアプローチもありますが、 外足のストライクゾーンに乗り続けて外力を利用できるからパフォーマンスが上がるのであって、 外足に乗れずに外板が仕事していない分を、 曲げた内足が骨格を利用して仕事するのは難しく、おのずと限界は低くなります。 野球のピッチングで例えるとストライクを取る為にボールを置きにいくようなものです。 とまあ、 外力を利用する雪上要素などと簡単に書きましたが、 これだけで今までの感覚が全部ひっくり返る位難しい。 で、前回書いた通り、 そもそもこの練習でストライクの位置を掴む為には ある程度完成された外向傾のベースが必要になります。 自分は、 これら外向傾ベースのの習得に3年×40日=120日費やしたことになります。 実際はこれにプラスして、 シーズン前に床上で3年×60日=180日程度費やしてることになります(^^; 120日+180日=300日? そんだけ床上でベースがあっても、雪上で外足ストライクの位置に乗るのは難しい。 もちろん自分だけではなく、 オンラインスキー塾のメンバーも悪戦苦闘しています。 むしろ床上の外向傾動作はそれなりのレベルに入ってる人が多く、 逆に雪上では自分を含め、皆うんと苦労しています。 この辺り、勘違いしてたなあって思うことがあります。 外向傾って、 できたら雪上のパフォーマンスが100とか200とか一気に底上げされるものと思ってました。 が、そう言うものではなく、 体感的には、 外向傾のベース×雪上要素=雪上パフォーマンス となっており、 例えば外向傾のベースが100でも雪上要素が小数点の0.1とかの場合は、 100×0.1=雪上パフォーマンス値は10となり 目に見えて結果がついてこない(笑) が、既存の指導理論よりも スキーストライク理論には可能性を感じます。 まだまだ雪上パフォーマンスが小数点かもしれませんが(^^; それでもやはり、 外板に乗れた時の板がヌルヌル動く感触は格別でキモチイイ。 それまでの、 ガッと噛んでガッと走る内倒カービングとは別物なんだよなあ。 アイスバーンでのエッジが噛まない恐怖や悪雪や春雪での引っ掛かる恐怖とも無縁になったしね。 来シーズンこそは雪上パフォーマンスを10位に底上げして、 100×10=1000?にできれば...。 ランキング参加中です。 押していただけると記事を書くエネルギーになります(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.01 12:16:32
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