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続・1級からの上達を目論むブログ

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2024.05.23
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カテゴリ:スキー


お世話様です。

自分のスキー目論見熱はだいぶ落ち着いてしまい、
一人で滑っていてもあまり盛り上がらない。
実際今シーズンの滑走日数は30日程で、例年ではかなり少ない方。
こうやって少しずつスキーから遠くなっていくのかな。

そんな中、嫁が仲間から来年の指導員受験に向けて月山でコブを教えて欲しいとのお願いがあり、
便乗することにしました。

彼女、来年の指導員受験を希望するものの、
レベルに達しているかどうか、受験するかどうかで未だに迷っているそう。

ダメ元で受ければ良いじゃんと思いますが、
そのつもりで今シーズン一生懸命練習したもののあまり上達しなかったらしく、
このままでは来シーズン練習しても合格に届かないと迷っているようです。

それに加え、彼女はコブが苦手。
前に教えた別の仲間と症状も一緒。
所謂腰が後ろ過ぎてコブの中でスキーと一緒に落下して来れない状態。
それも受験を迷っている一つの要因。
なので普段は行かない月山まで頑張ってみようってことらしい。

迷いながらも目標・情熱があるっていいですね~。
と言う訳でスキーについて色々話をしてみます。

その中で、腰のポジションについて持論を話したところ、
思い当たるフシがあるらしく、かなり納得した様子。
今日はこれをベースに進めてみるか。

スキー場についてリフト乗り場に上がってブーツを履いてっと、
お、準備が早い!
ん?いつもと違って立ち姿が違う?

早速腰の位置に気を付けて前目に立っている。
本人曰く、スキーを履いて腰回りの緊張感の無さを自覚したようです。

やはり腰が前目、それだけでもサマになって見えますね。
これは期待できるかも。

と言う訳でリフトを上がってコブの滑りをみる。

ズルドンなんだけど、腰が回って肩も回っちゃって切替で流れが途切れてしまう。

なので一旦スキーを脱いでひねり動作を確認。
その時点で腿をひねると腰も一緒に回っているので
ブーツの踵側を支点に特に外足側の腿をひねって回旋させる動きを確認。
すぐ出来るようになったのでスキーを履いて整地で確認。

すると、斜度に合ってないので上手く板が回らなない。
斜度に直角に立つ位置関係を意識してもらうとスムーズに回るようになった。
なので再度コブに入ります。

うん、さっきより良い。
ズルドンの滑走ラインについて聞いてみると、
ユーチューブみて勉強しているらしく、
ちゃんとコブの出口に向けて削ってきてる。
腰の位置が前目に決まっているだけで同じズルドンでもイントラっぽく見える。
あれこれ言い過ぎても大変なので、
しばらくは腰の位置だけ気を付けて滑ってもらう。

で、リフト1,2本滑ってると本人からバンクを教えて欲しいとのリクエストが。

バンクかあ~
バンクって意外と拡張性が無いと言うか、
ボーダーが掘るようなピッチが大きいバンクコブには良いけれど、
ピッチが短くなったり受けてきたりすると使いにくくなるんだよな。
ズルドンから板を下に向ける時間を長くしていったほうが技術的には連続性があるので
自分的にはおススメだけど、本人がやりたいって言うなら教えてみるか。

まず、バンクのラインの説明。
実際にコブにラインを書いて説明してやってみせる。
次に、常に上体は傾けず、下から見て軸が左右に平行移動するような意識で滑る様にアドバイス。

で、大きいコブを選んで実践。
おお!結構できる!
本人は月山マジックと言って謙遜してるけど、
手ごたえある様で嬉しそう。

が、少し難しくなってくるとラインが下がって通るラインが無くなってコースアウトする。

そこでハート型のラインをイメージしてもらい練習。

お!良い感じ!
段々滑走スピードが上がってきた。
彼女、運転でもかなりスピード出すし、本来はガツガツ滑りたいクチなんだろうな。
と、調子に乗ったところで切替で派手に転倒。

本人はどうして転倒してしまったか判らずポカンとしているので理由と対策を説明。
バンクで滑っていると滑走スピードが上がってくるので、
それに合わせて谷側に重心移動をしていくけど、
目測を誤って切替で谷側に移動しすぎると、
次の外足と重心が離れすぎて荷重が乗らなくなり今の様に転んでしまう。
そうならない為にはターンの入りで外足に乗る為に、
上体を外板についてかなり外側に平行移動していくような感覚が必要。

説明を聞いて感心した様子だけど、
ターンの入りで外足に乗るのが中々上手く行かない様子。
そうだよね、普通は整地からやらないと難しい。

うーん、どうしようかな。

よし、これを試してみるか
コブでブーツの通り道を意識していますか?】ブーツがコブの〇〇を通るように森田昂也は滑っています

ユーチューブチャンネル
サラリーマンスキーヤー改めSNOHOLI
のネタを拝借。

バンクのラインを通る際に板の前後を考えず、
ブーツのみで通る軌道イメージしながら滑ってもらう。

自分が見本でやってみせると、
お、これは良いな!
このイメージで滑ると板から荷重が外れず、内倒せずに良い感じに外足に乗れる。

自分だけでなく、彼女の滑りもターンの中で荷重の抜ける局面が無くなってきた。
本人の手ごたえもかなりある様で、

「楽しい」の一言が。

いいねえ、
楽しいと思ってもらえると教え甲斐もあります。

と言う訳で、腰の位置とブーツ軌道だけを意識してしばらく滑ると
中にはバンクでは難しい受けたコブに出くわす。

そういう時はまたズルドンに戻りますが、ここで変化が。

同じくズルドンでも切替で流れが途切れず、滑走速度が上がってきた。

どうやらバンクを滑ることでコブに慣れてきてスピードを出せるようになったみたいです。

なるほどね、そう考えるとバンクも無駄ってことではなく繋がりはある様ですね。

それにしても、見る間に上手くなってるんですけど。
腰の位置と荷重がボトルネックになっていたんだろうか。

スキーって外力を利用するスポーツなので、
どんなに長所や強みがあってもどこか1点でも理にかなっていない動きをしてると、
そこがボトルネックになって上達が止まることが多いです。
なので、スキーの指導に欠点矯正が多いのは仕方のないことなんですね。
ただ、欠点矯正に関節運動の観点が抜けているのは大いに疑問ですが...。

というか、教わる側の集中力が素晴らしい。
今シーズンあまり上達できなかったと言ってたので、
アレコレ考え上達に飢えてたんでしょうね。
だからこその吸収力に思います。

その後何本か滑り、集中力が切れてガタガタになったところで終了。

おそらく腰の位置とブーツ軌道の意識は整地でも共通していることなので、
それを意識しながら受験種目練習していけば上達もするだろうし、
きっと有意義なものになると思うので決意できると良いのだけれど。

かなり手応えあったらしく、帰りもニッコニコで役に立てて良かったです(^^)
今回は上達を目論むのとはまた違った充実感を感じれました。

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最終更新日  2024.05.24 06:10:50
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