炎のランナー
観たきり、ずっとレビューを書かずに放り出していた映画の特徴はなにかと、自分でもあれこれ考えてみたのですが、どうも特別な理由はないようです。ものすごくつまらなかった映画、というのならわかるのですが、ものすごく面白くて感動した映画でも、すぐにレビュー書きに繋がるとは限らないんですよねえ。私はつくづくと気紛れな人間なのだな、と思ったしだいです(^_^;)さて、本日の映画レビュー「炎のランナー」ですが、観たのは去年の8月の末です。これだけ時間が経つと、細かい部分はおおかた忘れてしまっています。こういうことも、レビューから遠ざかる大きな原因なんですけどね。悪循環もいいところです(笑)ストーリーに関しては、ネットであらすじを紹介してくれているページがありますから、読めばすぐに思いだして問題はありません。ああ、世の中、便利になったものです…(^^)しみじみとストーリーを読み返してみると、実に健全で人畜無害の映画だったんだなあ、と感心してしまいました。スポコンものであるという点ですでに健全であり、まっとうな恋愛が絡み、ライバル同士の友情や師弟愛もきっちりと描かれ、主人公達を邪魔するイジワルな悪役もちゃんといます。すべてが優等生的で、王道を走っているというイメージですね。私はどちらかというと、主人公のキャラが少しひねくれていたり、暗かったり、わけありだったりするのが好きなので、ここまでまっすぐな感じの映画を観ると、かえってたじたじとなってしまいます。自分にはとても真似できないし、ちょっと悪く言えば、絵空事のようにさえ、思ってしまいます。私って、ほんとに性格悪いんですよねえ…(笑)ところで、私はずっと、「炎のランナー」って、長距離選手のことだと勝手に思い込んでいました。マラソン選手のことだと思っていたのです。短距離の選手だったんですね。映画のタイトルを見て、勝手に思い込んでしまうのは問題だなあ、なんて思いましたよ。名作に違いありません。見て損はしない優秀な映画です。でも、私には健全すぎて、とまどうことのほうが多かったかな。これは、あくまでも私の嗜好ですので、他の方にはなんとも言えません。でもかなり感動したことは確かですので、★★★★CHARIOTS OF FIRE1981年イギリスヒュー・ハドソン監督追記:掲示板でご指摘を受けました。この映画は人畜無害のスポコン映画ではないそうです。ということは、全く間違ったレビューを書いてしまったことになります。削除しようと思ったのですが、それもなんだか自分の恥をさらすようで出来ませんでした。もう1度、きっちり見直したいと思います。Momoko's Movie Page