カテゴリ:時事
今日の産経新聞に最近話題の某カルトの洗脳の手口がとりあげられていた。狙われたら100%逃げられないという。
ターゲットは勉強ばかりしてきた大学生。社会矛盾を解消する手段としての教義を教え込む・・・って、あまりにデジャブ感のある話だが。 なんと現役大学生にはオ●ムの記憶がないらしい。(●に「シ」とか「ツ」とか「ネ」とか「サ」とかいれちゃうんだろうか?) たしかに彼らは当時コドモだろうがそうやって類似の事件が起きるところをみると日本人はほんとに忘れやすい民族だなあと思ったりする。食い物がいかんのか。社会的な学習のシステムがないのはなぜだ。長年放置されている世代の断絶というやつか。語り継ぐ悲劇という手段はないのか。こんなんじゃまたロクでもないコトがおきるぞニッポン。歴史教育ってなんのためにやっているのだ? 記事によれば。 先輩後輩・男女の人間関係が苦手な優等生タイプを狙い、「恋愛を認めないが良好な人間関係ときちんとしたみだしなみの団体」として自然に釣る。釣った一方で幹部が対象の心理・性格を分析しつつ洗脳の手順を決め、相談にのるフリをして人間関係に絡めとる。有名人やエリートにあわせ、団体の「すばらしさ」をあじあわせる。 家族や知人に誤解されると口止めし、メールや電話で密に連絡をとって洗脳。最終的な洗脳は自主的なカタチをとる。印刷物は残さない。洗脳が完了するまで宗教とは名乗らない。拉致などの事件は起こさないようにして社会問題化するのを防ぐ。 ・・・うわ、こりゃたしかに逃げられないわ。 人間関係を嫌いながら結局人間関係をエサにとりこまれてしまうっていうのも皮肉である。みんなさびしいんだね。と簡単にすませてしまうのもなんだけど。 ここはマス大山にならってアドバイス。「キミぃ!芝居をやりたまえ」 少なくとも社会復帰はできるから(たぶん)。カネと時間と体力はかかるが。 矛盾を面白がるのってオトナが教えられないものかねえ?矛盾があるから芸術も文化もあるだろうに。たとえば「文学」じゃなくて「戯作」を探せば世界は広いと思わないかい? 信仰がないからいかんのだろう・・・という私もクリスマスケーキを食って正月をむかえ葬式はお寺に行く典型的ニッポン人ではあるが。 今日から俺は教祖になった 宗教の名は俺教!(天才柳沢教授の生活 第93話) 姿勢としては正しい。悩んだらそう思え迷える若者。救われないけど、だれかを救うことはできるから。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月14日 12時22分43秒
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