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2006.11.12
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カテゴリ:自閉症児と暮らす
校区の就学時健診を終えました。視力・聴力・診察は部屋に入るのが精一杯。目に涙をためて座り込み。できたのは身長の測定のみ。なぜか体重測定はありませんでした。2次健診(精密検査)はこれからです。

診察のお部屋に出たり入ったり逃げ回る様子を見ていたお手伝いの小学生が「ダメだコリャ。」とぼやいていましたが聞こえないふり。←他の子たちから注意されていました。

校医もイライラしている様子でしたが視界からはずしました。

いろんな部屋に移動するだけでも充分ストレスを感じているのに異様な雰囲気を感じて警戒心を強くするろけっとくん。はじめから無理を承知で健診にきたものの、最初から諦めていたら出来るものも出来なくなるからと様子を見守りました。が、やはり限界を超えていたようです。

仕事を辞めようと決意した1年前から、進路についていくつか具体的な選択肢を想定してきました。

初対面の人を相手にチグハグだけどコミュニケーションでき、まだ要介助だけど身辺自立が進んできたろけっとくん。養護学校は安心して過ごせる環境だけど、特別支援学級に通うことで「こんな子もいるんだよ」「こんな個性をもっているんだよ」という事を知らせたいという思いがありました。

ろけっとくんにとって、特別支援学級へ通うことは楽な選択肢ではありません。最低でも登下校に親が同伴する必要があります。個性が強い子との関わり方に戸惑うであろう学校へ「お願いします」といきなり預けるのも乱暴なこと。通い始めは一緒に学校で過ごすつもりでいました。お互いに負担が少ない方法だから。

ただ、家族にさえこの思いを伝えていませんでした。年長になったろけっとくんの成長を見守って、時期がきたら判断すればいいことだから。

とうとう決断する時期がきました。就学時健診で学校側に「一緒に学校で過ごす」意思を伝えてきました。家族にも伝えました。これから教育委員会と話し合うことになります。3年は通う覚悟です。はなちゃんが就学する前に母子分離したいと思っています。

障がいを持つ人が当たり前に地域で暮らせる社会という理想。でも世間の無知や偏見は相当なものです。障がい者が近くにいると面倒なことに巻き込まれるという認識を持っている人は少なくありません。一緒には暮らせないから大人になればコロニーで隔離することが一番いい方法だと考える人が多い印象を受けます。残念ながら先進国共通の傾向だそうです。一緒に暮らせないのではなく一緒に暮らそうとしないだけ。能力を正当に評価できないのは知ろうとしないから。「近くにいないからわからない」のではなく、社会から排除されるからわからないのが本当だと思うのです。

小学校は勉強だけでなく社会の仕組みを学ぶ場所だと私は考えています。その中で「こんな個性を持つ子がいて、こんなふうに対応するらしい」ということを学校を通して伝えていくのは、障がい者が地域で暮らすために何が必要かをお互いに学ぶ場所にもなると思います。ひとりでも理解者が増えてくれるようにと願っています。





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Last updated  2006.11.13 06:24:08
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