カトリーナが吹き飛ばしたもの
ルイジアナ、ミシシッピー アフリカ系黒人が多い。 カトリーナが文明を吹き飛ばすと アメリカの隠れた一面が見えてきた。 NYもアメリカ、ロスもハリウッドもそう。 けど、二極化した貧困層の不満が鬱積した ところも間違いなくアメリカである。 貧しい黒人にとって スポーツで一流になるか 軍隊に入って、大学の奨学金をもらって いい仕事を見つけるか この2つしか成り上がる道はない。 今のルイジアナは 悲しいかな “no police, no rule” である。 会議場が無法地帯になってしまったのも 州兵の3,000人がイラクに派遣されたことも 一因だろう。 市長が叫んでいた、 “TVカメラやリポーターが来ているのに なんでレスキュー隊が来ていないんだ?!” 民主主義の行き先は このような貧富の二極化を意味している。 アメリカの抱えている問題である。 それは、今の日本の延長線上に あるものかもしれない。 PS:今、テロリストがアメリカを攻撃しないことを祈る。