フブスグル旅行記(3)
パンクの後も、途中までは草原をハイスピードで走っていきましたが、後半はかなり険しい道となりました。有名なフブスグル湖へ通じる道なので、道はそこそこ整備されているのかと勝手に想像していましたが、全く違いました。 まるで「SUV体験コース」のような道で、細い道、曲がりくねったり道、急坂などが多く、車一台がギリギリ通れるような道もありました。時速5kmとか10kmの場所が続くのです。なるほど、こんな道が続くから、100kmを3ー4時間もかかるのかと納得しました。日本的に言えば間違いなく「秘境」へ通じる道です。 そんな道を通り抜け、4時間弱でようやくキャンプ地に辿り着きました。 これが私たちの滞在するゲルです。 ゲルは10戸以上あり、他にレストラン、トイレ、シャワールームなどが敷地内にありました。 キャンプ地は、フブスグル湖畔にあり、ゲルからも湖が見えます。 ゲルから見える景色はとてもきれいです。 湖まで200mくらいでしょうか。到着早々、ちょっと歩いてみました。 この付近は、フブスグル湖としては比較的幅の狭い場所でもあるので対岸が見えないというほどではないです。 湖岸には牛がのんびり草を食べてます。 人が近づいても、全然気にしてません。 牛ばかりでなく、ヤクもいました。 チベットで見たほどには大きくはないですが、寒さに強いヤクはこの辺りには多いようです。 湖の水はとてもきれいでした。 浅い部分は、当然のように全部透明で底まで見えました。 湖畔は家畜のほか、人も時々往来します。 遊牧民の子供も、馬を追ってきました。 湖からゲル方面を見れば、森に囲まれているような雰囲気です。 この森の中で見たものは・・・ カモメが森の中を歩いていました。確かに湖は近いですが、海でしか見たことがないカモメが森の中を歩いているのを見たら、「なんだか変だな~」という気になりました。 こんな大自然の中で数日過ごすわけですから、心身ともにリラックスできそうです。 「続く」