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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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島田隆の天職相談室 しまりゅう52さん

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高際塔子@ Re:TBSで霊きゅう車放送?(06/09) 田崎先生、先日はわたくしのつたない質問…

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いつの間にか「シニア」と呼ばれる年齢になった経営コンサルタントです。

「経営」はもちろんですが、「民族」や「クルマ」、「蕎麦」に「南の島々」といろんなことに興味を持ってきましたが、ひょんなことから2008年秋からモンゴルの大学で教えることになり、ウランバートルにやってきました。新興国であり資源国でもあるこの発展途上の国で、どんな経験ができるのか楽しみです。写真なども交えて、モンゴルというなかなかイメージしにくい国の毎日を少しずつでもお伝えしていこうと思います。

2010年秋に、日本に帰国しました。モンゴルとのつながりは今後も継続したいと思っていますので、引き続きこのブログは続けることにしております。日本における日常生活も含まれますが、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いします。


姉妹ブログ「徒然散文記」もご参照ください。

田崎本人に直接連絡を取りたい方は、STRパートナーズホームページからお問い合わせください。
2018.06.20
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カテゴリ:世界とモンゴル
ここから私の考察です。

ナショナリズムの本質の議論は置いておいて、ナショナリズムって「マイノリティ」「少数派」の方が強いんじゃないかと思ったわけです。

当たり前の話ですが、江戸時代の日本人には、日本人というナショナリズムはなく、薩摩だ長州だ、いやいや会津だという郷土意識に似たナショナリズムしかなかったのではないでしょうか?

なので私は「他と違う」ことがナショナリズムの原点だと思うわけです。日本という国の違いは?と言われても、集団としての違いはピンときません。だって周りは全部日本人だからです。

ですが、アメリカやロシアなどの異国の人を見て初めて「日本人の集団としての他民族との違い」を認識するわけです。

鎖国中の日本では、肥後だ、駿河だという国(日本の中のくに)にだけ明確な「違い」を認識できるのです。

なので、一般的には大国のナショナリズムは小国に比べ弱いと思います。10億人以上もいる漢民族のナショナリズムは弱いでしょう。

中国のナショナリズムは、共産党による官製であって、実際に会えばわかりますが一般的な中国人の国家意識や民族意識なんて大して強くはありません。

むしろ「チベット族」とか「ウィグル族」などのマイナーな存在の方が、ずっと民族意識が強いです。中国国内では客家(はっか)という少数集団の方がずっと仲間意識が強いのも、これと同じです。

私の例でいえば、東京にいれば「新潟出身」は多少なりとも「違い」ではありますが、新潟知事となれば、何ら「違い」ではありません。しかもマイノリティーでなければナショナリズムは盛り上がらないのです。

新潟高校も新潟県内では全然マイノリティではないので、これまた盛り上がりません。

ですが、佐渡出身となると新潟市では「違い」が出るし、そこに新潟高校が絡むと「超マイノリティ」になって、理由のないナショナリズムが沸いてしまうのです。

実はモンゴルもそうではないかと思っています。13世紀のチンギスハーンの時にはナショナリズムはあったか?

もちろんモンゴル族はもともとマイナーではあったわけですが、メルキト、タタル、ナイマン、ケレイトなどを倒しているうちに、それらが全部「モンゴル」になってしまい、オリジナルのモンゴル族意識は薄れていったんだじゃないかと思います。

例えて言えば「ソ連人にナショナリズムはあったか?」です。ソ連内の各民族にはあったでしょうが、共産党のスローガンを別にすれば「我々はソ連人だ!」なんて意識はなかったと思います。

なのでモンゴル帝国には大したナショナリズムはなかったと思いますが、今のモンゴルは違います。

中露両大国10数億人に挟まれた人口300万人の国です。これは数字的には「マイナーな存在」であることは間違いないでしょう。

だからモンゴル人のナショナリズムは強いんじゃないかと思うのです。モンゴル国内でも、ハルハ人にはハルハとしてのナショナリズムなんてほとんどないでしょう。でも、カザフ人やツァータン人には強烈な民族意識があるのではないかと思います。

モンゴル人が中露の民族的横暴を感じるときがあれば、それはそれで事実なんですが、「あなたもツァータンの人の気持ち考えたことある?」「バヤンウルギーのカザフ人への配慮は十分?」と考えてみるのも大切なのではないでしょうか?

日本人も同じです。琉球、アイヌ、蝦夷への尊重の念が減るとともに、その人たちのナショナリズム意識は高まっていくんだと思います。マジョリティに認められない分、マイノリティのナショナリズムは高まるんだと思います。

今回の自分の経験から、ナショナリズム意識は理由もなく湧いてくるんじゃないかと本当に思いました。ある集団で自分がマイノリティ(悪い意味ではなく、少ない立場という意味)だとそれが強くなることも。

(完)






Last updated  2018.06.20 07:24:58
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