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テーマ:ジュエリー(5295)
カテゴリ:雑学
今日はダイヤモンドのお勉強会をしてきました。
■4Cが優れている=輝く・・・ではない。 私は4Cが優れていればダイヤは綺麗にキラキラ輝くものだと思っていましたが 実はそうでもないようです。もちろん4Cはダイヤを選ぶ基準にはなります。 世界五大ジュエラーと言われている ハリーウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペル、ブルガリ、カルティエ、ティファニーが 扱うダイヤは4Cが良いもので独自の基準で選別されたダイヤですが 果たして4Cだけで綺麗なダイヤだと決めつけて良いのでしょうか? どこにインクルージョンがあるのか?場所によって見え方も変わるんですよね。 ダイヤはバランスが大事なのです。 同じ4Cのダイヤが2つあっても輝きが同じとは限りません。 だってダイヤモンドは天然の産物ですから。 なので4Cだけでなく、実際にご自身の目でダイヤが綺麗かどうか見てください。 美しい・・思ったら自分を信じましょう。 私は店舗でダイヤを見るときは手で覆って照明を遮ります。 ジュエリーショップの照明は綺麗に輝くように演出されてますからw 暗がりでもキラキラ輝くダイヤは美しい♡ ネットショッピングだとそれが出来ないので4Cが基準になってしまいますが。。。 ■ダイヤモンドの輝きはカットが命 ![]() ![]() ![]() ![]() ダイヤモンドの輝きを決める4つの要素⇧ ファイア / ブリリアンス / スパークル /シンメトリー ファイア・・・・・鮮やかな虹色の輝き。 ブリリアンス・・・ダイヤモンド特有の白色光の輝き。 スパークル・・・・動いた時に現れるキラキラとした輝き。 シンメトリー・・・反射される光の分布の対称性。 理想的なのは全ての輝きがバランスよく引き出されている状態です。 そこでお勧めなのが、3EX(トリプルエクセレント)で尚且つH&Cカットが施されたカット。 ちなみに同じカットグレードのダイヤモンドでも、 ブリリアンス重視のカット、ファイア重視のカットもあります。 主にヨーロッパはブリリアンス、アメリカはファイア重視の傾向にあります。 上品に白色に輝くヨーロピアンカットか、虹色に輝くアメリカンカットか・・ それは好みに寄りますが、ブリリアンスはダイヤモンドにしかない輝きなので ダイヤを身に着けてますよ~ってアピールするならヨーロピアンカットが良いかもww ちなみに世界三大カッターズブランドは ロイヤルアッシャー、ラザールダイヤモンド、モニッケンダムです。 ロイヤルアッシャー、モニッケンダムはヨーロピアンカット ラザールはアメリカンカットになります。 しかしカットが良くてもメレダイヤのような小粒では取り込む光の量が少ないので、 やっぱり輝きが物足りません。 かと言ってカラットが大きいと、それだけ高さもあるのでリングだと服に引っかかったり、 どこかにぶつけたり・・カラットは自分の用途に合わせて買うべきですが メレダイヤではあまり輝かないとだけ言っておきます。 4Cの優先順位ですが私の個人的な意見ですが カット>カラット>クラリティ>カラー ![]() しかし・・・1.0ct、Dカラー、IF、3EX H&Cで最高のダイヤがあったとしても なんか輝きがイマイチだなぁ~ってのもあるんです。そんな時は下記を疑ってみてください。 ■蛍光性 強い紫外線を当てると蛍光色を発するダイヤモンドがあります。 これはダイヤモンドが天然鉱物だからこその特徴です。 その中でも強いブルーの色合いを示すものは太陽の光の下で見た時に 白くぼやけて見えることがあり「オイリー」と呼びます。 ※蛍光性の強い全てのダイヤモンドが、オイリーになるという事ではありません。 蛍光性の表記は、ダイヤモンドの品質である4Cのようなランクの評価ではありません。 この蛍光性を「神秘的」「幻想的」と捉える方も多いものです。 ![]() ■原石 実はダイヤモンドの産出量は結構多い方で希少な石ではないのですが、 ダイヤモンドの全産出量のうち1%にも満たない希少な原石があります。 6面体キュービック、8面体オクタドロン、12面体ドデカヘドロンの3パターンの結晶体です。 (その中でも6面に8面が複合していたり、8面に6面が複合しているものや12面に6面が複合しているなど、ざっと8通りの結晶系から形成されています。) 最も出現する確率が高いのが8面体結晶【オクタヘドロン】です。 屈折率が高くより多くの光を反射する、歪みのない正八面結晶の原石です。 ダイヤモンド原石の中で最も固い結晶系が8面体結晶【オクタヘドロン】なのです。 ラザールダイヤモンドはオクタヘドロンを中心に使用していると公式に発表しております。 原石の違いで同じグレードのダイヤでも輝きが大きく変わってきます。 ![]() ■セッティングで輝きが変わってくる 爪でダイヤモンドを固定されているデザインのリングや爪なしでリング自体に固定されているものがあります。ダイヤの輝きはダイヤの露出度に比例するのでセッティングにも注目しましょう。 セッティングでダイヤを隠しすぎると輝きも劣りますから。 しかし爪が少ないとダイヤがクルクル回ったり最悪取れてしまったり。。。 地金によってもダイヤの取れやすさがあり、純度の高い素材は柔らかいので、 ダイヤモンドが取れてしまう危険性が高くなります。PT950よりかはPT900がお勧め。 海外では消費者がプラチナよりゴールドを好むため日本ほど流通するプラチナの種類が少なく、 法律で販売するプラチナの純度を95%に定めています。なのでティファニーなどの海外ブランドは pt950になります。日本で作られるものはpt900が主流です。 ■鑑定書は0.5ct~作る価値あり。それ以下はソーティングで良し。 ダイヤのリングやネックレス等買うときに、鑑定書を気にする方がいらっしゃいます。 例えば鑑定書があると、いつか売る際に査定に影響を受ける場合があります。 しかしソーティングでも4Cの記載がされているので取引するには十分なのです。 鑑定書は1石ずつしか出せないのでエタニティのような複数ダイヤがあると莫大な鑑定料がかかるので0.5ct以下の小粒ダイヤは大体ソーティングか鑑別書になります。 ![]() ![]() ダイヤモンドのアクセサリーを買う際に参考になれば(^▽^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/09/13 11:20:21 PM
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