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「自己表現力を育てる」の続きです。今日で終わりにします。
自己表現力を育てる簡単なトレーニングです。 読み聞かせをいっぱいやって下さい。 その時、お話しの中の現れる感覚や感覚に共鳴するように読んでください。 “うれしかった”という言葉は、“嬉しい”という感情と共に読んでください。 “悲しかった”という言葉は、“悲しい”という感情と共に読んでください。 “冷たかった”という言葉は、“冷たい”という感覚と共に読んでください。 “大きかった”という言葉は、“大きい”という感覚とともに読んでください。 ただし、無理に、大げさに表現する必要はありません。 でも、そこでその感覚や感情と共に自然に出てきた表現はそのまま素直に出して下さい。 シュタイナー教育では“淡々と”といいますが、“淡々と”にこだわると、意識によってコントロールされた不自然さが出てしまって子どもの心に届きません。川の水が自然に流れるように淡々と読めばいいのです。そこには自然に緩急が現れるのです。それを押さえてしまったら不自然です。 そういうことを繰り返していると、声に感覚や感情を乗せることができるようになります。 でも、それを勘違いして大げさに表現してしまうとかえって相手に伝わりません。 ただ、心と声が自然につながるようにすればいいのです。 また、話しながら声の高低、柔剛、緩急(テンポ)、間の取り方なども感じてみてください。声の響かせ方も重要です。 相手の心を感じながら、相手の心と共鳴しながら読んでいるとそれらは自然と変化すると思います。それでいいのです。 そうすると、自然に話しをしていても大きな声、大げさな表現で強調するよりもっともっと相手の心に届くようになります。 とは言っても、私も勉強中ですけどね・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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