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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2016.03.15
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は、さらささんからの以下の質問に答えさせて頂きます。(改行は私が入れました)
(明日から、「気質」について書かせて頂きます。)

3歳6ケ月の息子の事なんですが…
今、9ケ月の弟がいます。弟がかなり動けるようになり、お兄ちゃんのおもちゃを触ったりするようになりました。それが嫌なようで大声で「だめー!あっち行ってー!」と言い、弟を押したり上から乗っかったりします。

その事に対して「痛いからダメだよ。やめてね」と注意をしています。昨日もいつものように弟がお兄ちゃんのおもちゃを触った時に上から乗っかっていました。

私が「また上から乗っかったの?やめてね」と少し強い口調で言ってしまいました。そうしたらお兄ちゃんが「お母さんごめんね。次から気をつけるから」と言いました。

私は3歳の息子が「次から気をつけるから」と言った言葉にショックでした。私はそんな風に子育てしてきたのかと。

以前、2回程ヒステリックに怒ってしまい、私が自分の頭や顔を息子の前で叩いてしまった事があります。それから、息子は私の顔色を伺っているように見えます。

今から出来ることはあるでしょうか。
昨日から何だか落ち着かずコメントしてしまいました。


まず、3才6ヶ月の子どもに「痛いからダメだよ。やめてね」の言葉の意味は通じません。

幼い子どもはまだ他者の立場に立つことが出来ないので、他者の傷みを想像することが出来ないのです。

これは、生理的に出来ないのですから、いくら丁寧に説明しても無駄です。

オタマジャクシにいくら丁寧にジャンプの仕方を教えても無駄なのと同じです。

成長を待つしかないのです。

さらささんは、9ヶ月の弟くんには「まだ小さいんだからしょうがない」という意識で関わっているのに、お兄ちゃんには「お兄ちゃんなんだから」と、「お兄ちゃんとしての義務」を要求しています。でも、実際にはそのお兄ちゃんもまだ3才6ヶ月です。

まだまだお母さんの愛情がいっぱい欲しい時期です。お母さんの愛情を独占したい時期です。

でも弟が生まれて一生懸命に我慢しています。

また、子どもも大人と同じで「自分の世界」を破壊されることは嫌がります。

一人で遊んでいるときに乱入してくる弟はお兄ちゃんにとっては「弟」ではなく「破壊者」に過ぎません。

だからお兄ちゃんは自分を守るために、「破壊者」を排除しようとするのです。
弟に意地悪をしているのではなく、自分を守ろうとしているだけなんです。

そして、このお兄ちゃんと同じことをさらささんもしています。

さらささんにとっては、トラブルを起こす「お兄ちゃん」がその破壊者になってしまっているのでしょう。

そして、さらささんは「どうやったらその破壊者をおとなしくさせることが出来るのか」ということを考えているのですよね。

お兄ちゃんが弟から自分を守るために、押したり乗っかったりするのと同じ意識で、「痛いからダメだよ。やめてね」とお兄ちゃんを叱っているのですよね。

そこには、お兄ちゃんの心への共感は感じられません。

ちなみに、お兄ちゃんの「お母さんごめんね。次から気をつけるから」という言葉は、「お母さんぼくを嫌いにならないでね」という意味です。

決して「次から気をつける」という意味ではありません。

そこを誤解すると、子どもとの関係が難しくなります。

子どもの言葉は大人が使っている言葉とは違うのです。


3才6ヶ月の子どもには他者への共感は出来ませんが、でも、さらささんは大人ですから、お兄ちゃんへの共感は出来るはずなんです。

お兄ちゃんはさらささんと同じことをしているだけなんですから。

じゃあどうしたらいいのかということですが、まず、お兄ちゃんの気持ちに共感してあげて下さい。

誰だって自分の世界や、自分が一生懸命にやっていることを破壊されたら腹が立つのです。

決してお兄ちゃんは悪いことをしているわけではないのです。

だから叱るのではなく、お兄ちゃんの気持ちにまず共感してあげて欲しいのです。

そして、お兄ちゃんと話し合って下さい。義務を押しつけるのではなく、どうしたらいいのかを一緒に考えるのです。

一緒に考えてくれるだけで、子どもはお母さんの愛情を感じて安心するのです。

その時、さらささんは弟くんの気持ちも説明してあげる必要があります。

そういうことが「工夫する」ということなんです。





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Last updated  2016.03.15 07:14:39
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