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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2020.09.16
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カテゴリ:カテゴリ未分類
大坂なおみが全米オープンを制して二度目の優勝をしました。その優勝インタビューでブラック・ライブズ・マター運動へのメッセージを込めた7枚のマスクについて、その意味を問われると大坂なおみは以下のように答えたそうです。

「あなたが受け取ったメッセージは何でしたか?会話を始めることが目的でした。メッセージをあなた方がどのように受け取ったかに興味があります。話し合いが起きれば良いと。USオープン会場の外で起きていることについては詳しくないですが、より多くの人がこのことを語る(きっかけになる)といいと思います」

と語ったそうです。

Yahooニュースよりhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fe39dee10696f8d35c5625a6314129b8bdbc24b5

「自分の頭で考える」とはこういうことです。

人の言葉や行動の是非を論じたり、揚げ足取りをしたり、評論を語る人は多いですが、多くの場合そういう人は単に、その言葉や行動に対して感じた個人的な感想を語っているだけです。

テレビでも「個人的な感想」ばかりが流れています。

「相手に対する個人的な感想」と、ちゃんとした思考の結果としての「考え」は全く異なるものなんですが、実際には「感覚的、感情的な感想」を「自分の考え」だと思い込んでしまっている人が非常に多いのです。

「感想」と「考え」はどう違うのかというと、「感想」は個人的なものです。それに対して、「考え」は個人を超えたものです。

感想は個人的なものですから、お互いの感想を紹介し合うことは出来ても、どの感想が正しいのかを論じることは出来ません。みんな正しいのです。
それを「自分の感想が一番正しい」とやると対立や差別が起きます。

「ゴーヤはまずい」とか、「ゴーヤは美味しい」というのは個人的な感想です。ですから、どちらの方が正しいのかを論じることは出来ません。でも、そのような感想の前提になっている「私にとっては」という自覚がない人は、それを「普遍的な事実」であったり「自分のちゃんとした考え」だと思い込んでしまいます。そして「ゴーヤは美味しいのになんで食べないの」と他の人にも押しつけようとします。

それに対して、「考え」は個人の感想や、個人的な視点を超えたものです。だからそれについて話し合うことが出来ます。逆に言うと、人を非難、批評するばかりで、冷静に話し合うことが出来ない人は「自分の考え」を持っていない人だということでもあります。

もちろん「自分は何を感じたのか」とかいうことも大切です。それがちゃんと自覚出来ていないと自分の生き方が定まりませんから。でも、自分を超えた視点がないと、他の人と話し合うことが出来ないのです。

「自分」という視点を超えたところで、物事を理解しようとする時「考える」ということが発生するのです。それは人間にしか出来ない能力です。
自分中心の思考はイヌやネコにも出来るのです。

「子どもが言うことを聞かない、きっと私に反抗しているんだ」というのは自分だけの視点から見た「感想」です。そこに子どもの視点が入ると「考え」になるのです。

子どもに対して「なんでこんなことも出来ないの」「なんでこんなことも分からないの」と言っているだけの人は、「自分」を超えた視点を持っていない人です。つまり自分の頭で考えていない人です。
そのような状態の人は、子どもとコミュニケーションを取ることも、話し合うことも出来ません。

そのような子育てを受けて、子どもも同じような状態に育ってしまうと、子育ての場が、親と子の「勝つか負けるかの修羅場」になってしまいます。

それに対して、子どもや他の人の言葉にも耳を傾けることが出来る人は「自分の考え」をちゃんと持っている人です。そのような子育てを受けた子は、親や他の人や仲間の言葉にも耳を傾けることも話し合うことも出来るので、子育てが修羅場になりません。





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Last updated  2020.09.16 16:18:04
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