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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2022.09.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
子どもの育ちには「自由」が絶対的に必要です。

なぜなら、頭(思考力)の育ちにも、意思や意識の育ちにも、感覚や心の育ちにも、生き生きとして感受性豊かなからだの育ちにも「自由」が必要だからです。

でも世の中が簡単で便利になるにつれて、私たちの周りからその「自由」が消えて行ってしまいました。なぜなら、「簡単便利」は「自由」と引き替えでないと手に入れることが出来ないように出来ているからです。
便利を手に入れることは、自由を手放すことでもあるのです。

何もない草っ原でもそこに道が出来れば、自動車で走れるようになり便利になります。でも、草と触れ合いながら自由に歩く自由を失います。
また、自動車が通るようになれば、草っ原の植生やそこに生きている生き物たちの状態も変わり、歩いても楽しくない状態になってしまいます。

それなのに、なんでみんな自由を捨ててまで簡単便利を求めるのかというと、「自由」を「不自由」と感じる人が増えて来たからです。

幼い頃から簡単で便利なものに囲まれ、自分で考えなくても、自分で感じなくても、自分で判断し行動しなくても、お金さえあればそれなりに楽しく生活出来るような環境だけで生活している子にとっては「自由」は「不便」でしかないのです。

そして一旦そのような感性が身についてしまった子は、「自由」よりも「簡単で便利な方」を選ぶようになります。
そのような子は成功は望んでも、成長は望みません。成長する喜びを知らないからです。

そしてそのような感性を持った人達が日本の経済を回しています。
でも、そのカラクリに気付いている人は少ないです。そして、私たちがその結果失ってしまったものに気付いている人はもっと少ないです。

結果としてそうなっているのか、意図的にそういう風に仕組まれたのかは分かりませんが、日本の子育てや教育は、「経済活動に依存するような子ども」を育てるのが目的になってしまっているのです。

子ども一人一人にタブレットを渡すのもその流れの一つです。幼いうちからタブレットを渡された子は、タブレットがないと学習が出来なくなってしまうでしょう。

それでも試験ではいい点数を取ることは出来るかも知れません。仕事によってはそのような学びが役に立つかも知れません。

でも、ダイレクトに人や、物や、自然などと関わるような現場ではタブレットで学んだことは役に立ちません。タブレット学習では簡単に分かった気になることは出来ても、頭と心とからだに身につく学習は出来ないからです。
タブレット学習では、自分自身の成長や、成長する喜びを実感することができないのです。いい点数を取る喜びは得られるかも知れませんが、それは成長とは異なるものです。

子育ての現場でも、仲間と遊ぶ場でも、夫婦関係の現場でも、職場の人間関係でも役に立ちません。
なぜなら、タブレット学習では、自分自身の目で見て、自分自身の耳で聞いて、自分自身の肌で感じて、自分自身の頭で考えて、自分自身の意思で判断し、自分自身のからだで行動する能力が育たないからです。
でも、これが出来ないと、目の前の我が子やパートナーと良好な人間関係を築くことが困難になってしまうのです。

問題は、「自由の楽しみ方」は一人では学ぶことが出来ないということです。自由の楽しみ方は一つの技術であり、文化でもあるからです。

自由の楽しみ方を学ぶためには「仲間」が必要なんです。「自由の楽しみ方を知っている仲間」です。
でも、簡単で便利な生活はその仲間をも奪ってしまっています。

<続きます>





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Last updated  2022.09.26 09:09:43
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