|
カテゴリ:カテゴリ未分類
子どもたちの自信を育てるためには「自由」が必要なんです。
「自由」を奪ってしまったら、自信は育たないのです。 「子どもたちに自信を付けさせるためには成功体験が必要だ」ということを言う人がいっぱいいます。それで、色々なことにチャレンジさせようとする人もいます。そして、追い立て、頑張らせて、うまく行けば「ほら、出来たじゃない。頑張れば出来るんだよ。だからもっと自信を持っていいんだよ」と言います。 でもこれは評価による自信です。テストの成績と同じです。この評価によって身についた自信は、自分を過大評価させてしまいます。 そもそも、やりたくもないことをやらされて成功したからといって、自信が付くわけないのです。 でも、本当に自分がやりたいことを自分の意思でやった時には、失敗しても自信につながるのです。「自分の意思で自分がやりたいことをやった」というだけで、人は自信を得ることが出来るのです。 自分の意思でやったことではないから失敗することで傷つくのです。そして、自分の意思で行動出来ない子ほど失敗を恐れるのです。 また、自分の意思で行動している子は成功しても、失敗しても、そこから何かを学ぼうとします。だから、そういう子にとっては失敗は無駄なことではないのです。 子どもが自信を育てるためには必ずしも「成功」は必要がないのです。 でも、今、失敗を恐れる子が非常に多いです。「知らないこと」「新しいこと」にも手を出したがりません。 また、出来ると思って初めても、途中で思った通りに行かないとそこで止めてしまいます。思い込み通りに行かないと簡単に放棄してしまう子が多いのです。 でも、一度成功すると、リスクのある新しいことには挑戦せず、必ず成功できる同じことばかりをやりたがります。 そういう子は、普段から自分の意思で行動していないのです。自分の意思ではなく、仲間や、お母さんや、先生からの視線を気にして行動する癖が付いてしまっているのです。だから、失敗すると傷つくのです。 世の中には、一流大学を出て自尊心ばかりが強くて人を見下すような人もいっぱいいますが、人を見下すような人は「張り子の虎」と同じです。心の深い所では自信がないのです。 我が子と他の子、自分と他の人を比較して、卑下したり、逆に優越感を感じるような人も自分に自信がない人です。 そして、自分に自信がない人が一番苦手なのが「自由」なんです。マニュアルがあれば失敗の可能性も低くなるし、また失敗してもマニュアルのせいに出来ます。 でも、自分の自由な意思に基づく、自由な行動の結果の責任は100%自分にあります。 その責任を負う覚悟を持つことが出来る子が自信も得ることが出来るのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.11.27 06:37:51
コメント(0) | コメントを書く |