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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2023.01.22
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ネコを飼う時にはネコの生態と習性を学ぶ必要があります。そうでないとネコも飼い主もストレスが溜まってしまいます。
さらには、お互いの心とからだの健康を害してしまうこともあります。

ネコが部屋の中のもので爪研ぎをするのを「仕付けが出来ていないからだ」と考えて、一生懸命に仕付けようとしても無駄です。

ネコが飼い主の指示に従わないのを、「仕付けが出来ていないからだ」と考えて、一生懸命に仕付けようとしても無駄です。そんなことをしたらネコはストレスが溜まり、トイレ以外でもオシッコをするようになってしまうかも知れません。
そして、飼い主の意図とは逆に状態がさらに悪化して行ってしまうでしょう。

でも、ネコの生態と習性を学べば「これがネコなんだ」「これがネコの普通なんだ」「ネコってこういう生き物なんだ」ということが分かるようになります。

すると、無駄な努力をする必要がなくなります。また「上手に仕付けが出来ない自分」を責めることもなくなります。
ネコの生態を観察する余裕も生まれるかも知れません。

「ネコを飼うということはこういうことなんだ」と「ネコのありのまま」を受け入れ、対処することも出来るようになります。すると、ネコは落ち着きます。ストレスも消えます。そして、心とからだの健康を害することもなくなり、問題行動も減ります。

色々な所で勝手に爪を研ぐのを防ぎたかったら、仕付けによって爪研ぎを防ごうとするのではなく、自由に爪研ぎが出来るものや場所を与えればいいのです。
それでもダメなところは、「ネコを飼うとはこういうことなんだ」と諦めるしかありません。自分の意思で飼い始めたのですから、諦めるのもネコを飼う時の責任の一部です。

そしてこれは、ネコだけでなく、どんな生き物を飼う時も同じです。人間の子どもでも同じです。
ただ違うのは、ネコは何年飼ってもネコのままですが、「子ども」はやがて「大人」になってしまうということです。

子どもの世話をしている親もまた子どもでした。
だから大人達は「分かっているつもり」になってしまって、「違っている」ということに気付かないのです。改めて子どもの生態や習性について学ぼうとしないのです。

でも実際には、子どもの生態や習性と、大人の生態や習性は大きく異なっているのです。でも多くの子どもが大人になる過程でその子どもの時の感覚を忘れてしまうのです。だから、その「大人と違っているところ」を「無知故の違い」だと思い込み、仕付けや教育で直そうとしてしまうのです。

時々、子どもの頃の感覚を覚えている人もいますが、そういう人は子ども時代に「子どもであること」を肯定されて育った人なのではないかと思います。

子どもの感じ方、考え方、行動パターンは大人とは大きく違います。
見る、聞く、感じる働きも、子どもと大人とでは異なります。
同じものを見ても、子どもと大人とでは見方が違うのです。
同じ音を聞いても、子どもと大人とでは聴き方が違うのです。

そのことに気付かず、子どもに大人と同じように感じ、考え、行動することを求めてしまうと、子どもは強いストレスを感じます。
「お母さんに否定されている」と感じ、幼い子どもが誰でも持っている原初的自己肯定感を失って行きます。
心とからだの育ちにも歪みが生じ苦しくなります。

そしてそれを、心やからだのトラブルや行動で訴えようとします。子どもとしては不自然な問題行動も多くなります。
子どもの笑顔も減ります。精神的な自立も困難になります。不安も強くなるためお母さんに守って貰うためにお母さんから離れなくなることもあります。

そして子育てがどんどん辛く、苦しくなります。


子どもが水溜まりで遊ぶのは子どもにとっては自然な行動です。子どもがキャーキャー言って走り回るのも、忘れ物をするのも、食事の時に動き回ったりするのも、洋服を汚してくるのも、開けた戸を閉めないのも、片付けをしないのも、子どもとしては自然な状態です。

でも、放っておいたからといって、その状態のままで成長するわけではないのです。成長するに従って、感覚や、考え方や、意識や、行動が少しずつ大人に近づいていくからです。

小さい時はサンタクロースを信じていても、大人が教えなくてもある程度の年齢になったら自分の力で分かるようになるのです。

子どもの子どもらしい感覚や、考え方や、行動や、生態は、子どもの時にしか見ることが出来ないものなんです。すぐに消えてしまうのです。

だからそれを消そうとするのではなく、よく見て、聞いて、関わって、楽しんで下さい。
懐かしい想い出になりますよ。

また、生態や習性を理解することで、子どもがストレスを感じないようなやり方で子どもの行動を変えることも出来るようになります。

どうしても片付けさせたいのなら、子どもの生態を利用して片付けが楽しくなるような工夫をしてあげることです。そすれば、片付けが遊びになります。すると、自分から片付けるようになるのです。

子どもは楽しければ親に言われなくても進んでやるのです。でも、楽しくないことは叱られてもやらないのです。これもまた子どもの生態です。





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Last updated  2023.01.22 08:26:54
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