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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2023.03.20
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カテゴリ:カテゴリ未分類
現代人は「役に立つこと」は大切にしますが、「役に立たないこと」は大切にしません。

そして、勉強や様々な習い事は役に立ちますが、子ども達が自主的にやっている「遊び」は役に立ちません。ですから、大人達は「子どもの遊び」を肯定的な目では見ていません。「勉強に支障がない範囲でなら」という条件で大目に見ているだけです。

それでも、お勉強とは無関係な3歳ぐらいまでは、子どもが遊んでいても「まあ、まだ小さいから」と大目に見てもらえますが、基本的に自分一人で遊ぶことを求められます。お母さんは家事や仕事やスマホで忙しいからです。

でも子どもが一人でも自由に遊べるのは2歳頃までです。(ただし、お母さんが傍にいれば・・・という条件の時です)
2歳頃から次第に一緒に遊ぶ仲間を求め始めます。それは、その頃から子どもが「お母さんとの関わり合い」だけでなく、「お母さん以外の仲間や大人との関わり合い」を通して、「人と人の関わり合い方」(社会性)などを学ぶべき成長段階に入るからです。

実際、子どもの遊びをよく見ていると、子どもは自分の成長段階に合わせてその内容を変えています。ですから、遊びに「旬」があります。あるときは走り回ってばかりいたのに、急に静かにおもちゃで遊ぶようになったりもします。

そして、「子どもが今どういうことに興味を持って、どういうことに夢中になっているのか」ということを見ていると、子どもの成長の状態や段階がよく分かるのです。

飛び跳ねたり、走り回って遊んでいる子は、「下半身の機能や、からだ全体を統合するシステム」が成長している時期です。

歌ったり、踊ったりして遊んでいる子は、自分の感情を楽しみ、それを表現する能力が育っている時期です。

子どもは、そうやって「今自分の成長に必要なもの」を自分の意志で取り入れようとしているのです。そういうように命の働きが仕組んでいるのです。

だから、子どもが遊んでいるときにはその遊びの内容を見て、その「必要としているもの」をもっと満たすことが出来るようにしてあげると、子どもはその遊びに夢中になります。

「ものを投げて困るんです」という相談はよく来ますが、「投げる」というのも子どもにとっては大切な成長段階の一つです。
ですから、そんな時は「投げないように叱る」のではなく、「投げて遊ぶ遊び」を提案してみるのも一つの方法です。
そのことで、子どもは「投げる」という行為を意識化できるようになります。そして、意識化できることでコントロールも出来るようになります。「投げてはいけません」という言葉が通じるようになるのはその後です。

でも、近くに同じ成長段階の子がいたり、大人がそのことに気づいて相手をしてあげれば、子どもはその遊びを通して「自分の成長に必要なもの」を吸収することが出来ますが、周囲に同じような成長段階の子がいなかったり、お母さんが家事やスマホなどで忙しくしていると、子どもは「自分の成長に必要なもの」を得ることが出来なくなります。

また、狭い部屋の中だけに閉じ込められて、様々な遊びや刺激と出会うことが出来ない状態で育てられていると、子どもは自分の成長を不活発にさせることでその状況に適応しようとします。

でも、「自分の成長に必要なもの」を得られない子どもは不安を感じます。心とからだの状態が不安定になります。それは、お腹がすいているのに食べるものがない状態と似ています。
だから、子どもは必死になってお母さんにまとわりついてきます。

でも、子どもにまとわりつかれることをいやがるお母さんは、そこで子どもにテレビや、ゲーム機や、スマホを与えてしまいます。すると、刺激に飢えている子どもは、テレビや、ゲーム機や、スマホの世界にあっという間に取り込まれてしまいます。

すると、その空想の世界から外に出てくることが困難になります。自分が生きているリアルな世界への興味を失っていきます。

でもお母さんは、子どもが一人で遊ぶようになるので安心します。でも、次第にゲームばかりして勉強しなくなるので、「ゲームばっかりしていないで勉強しなさい」と叱ります。
お母さんがそういう状態にしたのにもかかわらず・・・・。

また、ゲームばかりで遊んで育った子は、「勉強で学んだこと」を、「自分の生活」や「自分が生きている世界」とつなげることが出来ません。
そのため「理解する勉強」ではなく「暗記する勉強」しか出来なくなります。そのため、いくら勉強しても勉強が楽しくなりません。

勉強が楽しい子は親が「勉強しろ」などと言わなくても、自分で勉強するのです。
自分の成長とつながるような学びをすることが出来る子にとっては、学ぶことは「遊び」と同じなんです。
そして、そういう子はテレビや、ゲーム機や、スマホがなくても遊べます。





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Last updated  2023.03.20 08:07:20
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