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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2023.03.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類

​​子どもの遊びについて勘違いしている人がいっぱいいます。

「子どもの成長に遊びは大切だ」と考える人は多いですが、だからといって、子どもを大勢集めて「さあ遊べ」と言っても、子どもはそんなに遊ばないし遊べません。

「遊びの場」を作ろうと子どもを集めたのに、子どもが遊び始めないので「どうしてでしょうか?」と聞いてくる人もいます。

大人によって集められただけの子ども達は、大勢子どもがいても、自分と同じような年齢で、同じような趣味で、同じ性別の子が2,3人でつながり、「同じようなことを繰り返す遊び」や、「その場限りの遊び」や、「ただ発散するだけの遊び」はやりますが、異なった年齢、性別、趣味の子が助け合って、支え合って一緒に群れて遊ぶようなことはしません。
そのため自分たちとは違う趣味の子を排除したり、イジメて遊ぶようなこともすぐに起きてしまいます。

そもそも、子どもの遊びを考えるときに「遊ばせよう」と考えること自体が間違っているのです。

実は「遊び」という活動自体は存在していないのです。

「鬼ごっこという遊び」がありますが、ゲームをやりたい子ども達を集めて「鬼ごっこをやれ」と強制したら、それは「鬼ごっこ」ではあっても「遊び」ではありません。それでは大人が主人公になってしまうからです。
「遊び」といわれる活動でも、強制されたら「遊び」ではなくなってしまうのです。

「遊びの本質」は楽しむことです。
ですから、楽しめればその内容がどんなことであろうと、それは「遊び」と同じものになるのです。

勉強でも、家事でも、子育てでも、仕事でも、その活動自体を楽しむことが出来ればそれは「遊び」と同じものなんです。でも、大人に強制されたら「鬼ごっこ」や「コマ回し」でも「遊び」ではないのです。結果を求められたら「遊び」じゃないのです。

じゃあ、どういう時に楽しくなるのかというと、自分の活動を通して何らかの発見が出来たときです。これが人間の不思議でもあるのですが、人間は何らかの発見をすることが出来ると嬉しくなってしまうのです。
逆に、発見が生まれないような活動は、それが「遊び」と呼ばれるようなものであっても、楽しめないのです。

現代の日本人は遊ぶのが下手です。
勉強や仕事が楽しくなるような工夫をすると、「勉強は遊びじゃない」とか「仕事は遊びじゃない」などと言う人も多いです。
子ども達も「ただ楽しむ」ということが下手です。ゲームでも勝ち負けにこだわったり成績を求めます。

それは、幼いときから「大人の期待」に応えることばかりを求められてきたからなのでしょう。
大人は「子どもが何を発見したのか」などということには興味がありません。大人が関心があるのは「自分の期待通りの結果を出せたかどうか」だけです。
でも、結果にしか興味がない人は遊べないのです。遊ぶことを楽しむことが出来ないのです。

「どんぐり倶楽部」という「絵を描いて学ぶ勉強法」もありますが、「勉強とは頭を使って、努力して、頑張ってやるものだ」と考える人にとっては、それは「遊び」にしか見えないでしょう。

シュタイナー教育でも「あそこは遊んでばかりいる」という非難を受けることがあるそうです。でも、ドングリ倶楽部のやり方でも、シュタイナー教育のやり方でも、子ども達はちゃんと学び育つことが出来ます。頭だけで勉強した子よりも深く理解することが出来ます。
それは、「発見する喜び」を体験することが出来るからです。

そして「発見する喜び」を知った子は、言われなくても自分の意志で色々なことにチャレンジし、色々なことを学び始めます。

それがどんなことであろうと、その活動が楽しくなるためには「発見」が必要なんです。
「遊び」でも同じです。「遊び」が「発見」につながるから楽しくなるのです。勉強や、家事や、子育てや、仕事でも同じです。

子どもとの関わり合いを通して色々なことを発見できる人は子育てを楽しむことが出来ます。そういう人にとっては「子育て」は「遊び」でもあるのです。

勉強も、そこに発見があるのなら楽しむことが出来るのです。でも、「遊び」と呼ばれるものをやっていてもそこに発見がなければすぐに飽きてしまうのです。

子ども達が仲間とつながり、助け合い、支え合って遊ぶようになるためには、「遊び」が「発見」につながるような工夫が必要なんです。

でも、子どもが「発見する喜び」を感じることが出来るようになるためには、「発見する喜びを知っている大人」との関わり合いが必要になるのです。

算数が大好きな人は算数から多くのことを発見出来る人です。そして、そういう人に学ぶから算数が楽しくなるのです。

逆に言えば、「遊びの場を作る」といっても、子ども達を大勢集めて自然の中に行かなくてもいいのです。家の中でも「遊びの場」を作ることは出来るのです。

大切なことは、大人が、日々、自分のやっていることを楽しむことが出来るような感性に目覚めることです。

一緒にお料理を作ることでも、そこで子どもが色々と発見することが出来るようになれば、「お料理作り」が遊びになるのです。仲間を集めれば、そういう「遊びの場」も可能です。
でもそのためには「お料理作りの楽しさ」を知っているお母さんとの関わり合いが必要になります。

**************

4月から一年間、「気質の連続講座」をします。
会場はJR茅ヶ崎の近くです。
日時は会場や私の都合によって毎月変わりますが、原則土・日の休日の10:00~12:00です。
参加費は2000円/回です。
「からだの会」というのも毎月やっています。3月は20日(月)で「声とからだ」というテーマでやります。会場や会費や時間は、気質の勉強会と同じです。
Zoomではない「ゆりかご」という子育ての勉強会もやっています。(Zoomの方はもういっぱいです)
これは第四金曜日の午前で、子どもも一緒でOKです。
会場や会費や時間は、気質の勉強会と同じです。
いずれも、お問い合わせは「篠」までお願いします。メールは​<a href="mailto:kodomotachihe@yahoo.co.jp">「ここ」</a>​です。








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Last updated  2023.03.24 07:55:43
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