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2009.12.29
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カテゴリ:解剖学
 タコにも立派な眼球がある。ちゃんと水晶体(レンズ)もあってヒトの眼球に似て見えるが、大きく違うのは視細胞の向きだ。光という物理現象を神経細胞の電気現象に変換しているのが視細胞で、ロドプシンという光によって変化を起こす物質を含む。視細胞は長細い細胞で一端にロドプシンがつまっている。

 タコの眼球では視細胞が網膜の前(光が入ってくる方向)にあり、ロドプシンも視細胞の最前部にあるから、光は他の細胞に邪魔されずにロドプシンに達する。しかし、ヒトの目では逆だ。視細胞は網膜の一番奥にあり、ロドプシンも視細胞の一番後方にある。光は網膜の全層を通り、視細胞の細胞体を通り抜けてようやくロドプシンに達する。タコの目の方が合理的だと思うが、やむを得ない。長い歴史的背景があるのだ。原理的に不利に見えるが、高度に改良されて来たから、ヒトの目は非常に優秀だ。タコよりよく見えているだろう。

 デジタルカメラの光受容装置であるCMOSセンサーも、従来は光を電気信号に変換する部品の前に電気配線があったため、光はこの電気配線の層を通過して光センサーに達していたらしい。ヒトの目もロドプシンに達する前に光は神経の配線の層を通過するから同じだ。それが最近では、電気配線を光センサーの後ろに配置するCMOSセンサーが開発された。これによって効率が良くなることが期待される。

http://www.sony.co.jp/SonyInfo/technology/technology/theme/exmor_r_01.html

 機械と生物の器官とはどことなく似ていて面白い。





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Last updated  2009.12.29 08:37:20
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